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ポケ擬企画関連の妄想どころ。

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2011/11/08 (Tue)                  『セカイ』の崩壊、新たな『ミライ』(前篇)
ようやくここまでこぎつけた…!
ユリンの物語もついにEDになります!
追記から!!

「…ずいぶん大がかりな出迎えじゃない、ハル?」

「そうだね、だんだん…そんなこと言ってる余裕もなくなってきてるけど…」

最近見なくなった参加者のコピーまで掃討に差し向けるとか、黒の生徒会長はいったい何を思ってそんなにこの世界を守りたいって言うのか。
おかげで状況はかなり不利だ。
普通に勝ち抜いてきた参加者も掃討に出向いてるし…ボクもハルも疲れが見えてきた、そんなとき。

「!!!?」

周囲の景色が揺らぐ。
…疲れてるからじゃない、この世界が根本から崩れていく感じ。
それはもちろん、ハルの望みではあるから、素直に喜ぶべきところなんだけど。

――『招いたんだから、最後くらい送るよ。君たちは、何処に自分の居場所を望む?』

…そうか、そう言えばそんな声だったね…。
最初だけ聞いた、あの抑揚のないいらつく声。

…もちろん、ハルは自分が生きていた世界に帰るんだろう。
そのために、これまで戦いたくもないのに戦ってきたんだから。

「……ハルは、自分の世界に帰るんでしょ?」

ハルの世界に、ボクみたいな妖精はいない。
常識ではかれない存在のボクを、わざわざ連れていくことはしないだろう。
…きっと、ここでお別れ。
それを分かった上で、そう尋ねた。

「…そうだね」

「じゃあ、ボクとはここd「君は、どうしたい?」

お別れだね、って言おうとしたボクの言葉にかぶせられた、意外な言葉。
ボクに、選択権があるの?
ハルや娘ちゃんたちと一緒に居たいって、言ってもいいの?

「……ボクは…」

「ボクは、ハルと一緒に居たい、ハルの帰る世界に、ボクも行きたい!!」

そう声を限りに叫んだボクに、ハルは笑った。

「…決まりだ…一緒に行こう、ユリン」

少しずつ、世界が足元から崩れていく。
この世界で暮らすための借り物の体をしていたヒト達は、徐々にあるべき姿に戻って行く。
そして、ボクはそのままの姿で、世界の終わりを見ていた。

(これが、ヒトの作った物の終わりなんだね)

そう思ったところで、ふっと意識が途切れる。
そして、次に目を開けた時に見たのは。

…それまで見ていた無機物とは違う、有機的な気配の世界。



→Next…
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