ポケ擬企画関連の妄想どころ。
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イリヤEDSS!!
だいぶ日本語迷子ですが、追記から!!
だいぶ日本語迷子ですが、追記から!!
……戦争の終結。
シディウム潜水艦・シュレッケンの損害は甚大だった。
「(……私が…もっと、初動でリカバリーできていれば…)」
応急工作班を預かる身として、艦体をこんなに損傷させることなど、許されてはいけなかった。
…その汚名を雪ぐべく、どれだけの間、眠らずに仕事をしていただろう。
もっとも…このようなことは日常的にあるし、この、てい…ど…。
瞬間、自分の体がゆっくりと傾いでいくのを感じた。
すべてがスローモーションのようにゆっくりと動いていくように見える。
私の体も、床に吸い込まれそうになっていた、その時。
「……また、貴女はこんな無茶を…」
「…かん、ちょう…さま…?」
床に体が当たる前に、ぐい、と上半身を抱き起こされる。
それに気づいた瞬間、体が火照る。意識が朦朧とする。
「…なぜこんな無茶を…ここから一番近いのは…艦長室ですか…」
どういうわけか、その場から逃げたくなる。
ひとりで大丈夫です、と、そう言おうと思った口からは、言葉が出てこない。
ただ、ぱくぱくと水を失った魚のように動くだけ。
「…どうしました、トルパドール少尉」
「……さい…」
「?」
「…おやめ、ください…艦長様……」
分からない。
私の今感じている、この感覚が何であるのか。
体を抱き上げられ、ふっと目を合わせれば、その真紅の目に吸い込まれそうな感覚を覚える。
今の私のことが、何もかも見透かされてしまいそうで、怖くて。
「……わかり、かねます…」
「何が、です?」
「私の抱えたこの感情が…貴方への忠心から来るものなのか…それとも…他の何かなのか…わかりかねます……しばらく、一人にしてくださいませんか…」
…分かっている。
折角の艦長様のご厚意を、自分のわけのわからない理屈ではねつけてしまったことくらい。
それでも…今の私は、この方の近くにはいられない。
ふらつく足で自室に戻ると、ぱたん、と戸を閉めた。
「(いつから?)」
少し前からだ。
こんな風に…艦長様の目を見ると、吸い込まれそうな感覚を覚えるようになったのは。
それは…きっと忠心ではない、許されざる感情。
この想いは、伝えてはいけないのだと、私の全身が叫ぶ。
「(どうして?)」
それに反して、自分勝手な感情が頭をもたげる。
あぁ、どうして。
どうして、愛してしまったんだろうか。
それは忠心だとごまかして胸の内にしまっておけば、こんな思いはしなくてすんだのに。
……………
翌日、丸一日、艦長様は艦長室から出てこなかった。
不安だけが、募っていく。
…そこへ。
「………今は、何時です?」
「艦長、様…」
ふっと、艦内の時計に目をやり、深夜であることを把握すると、「ああ、やっぱり」と苦笑を浮かべた。
「…食事はほとんどとらなくても大丈夫とはいえ…やはり、丸一日は堪えますね」
「……不養生はどちらですか、艦長様…お待ちください…私でよければ、何かお作りします」
急いで厨房へ行き、ありあわせではあるが料理を作る。
そして……私の感情は、自分勝手な私に負けた。
「…艦長様…どうか、そのままでお聞きください…」
「?」
「…私の、この感情の意味が…やっと、理解できました」
「続けてください」
「お慕い、申し上げております…艦長様」
目を合わせたら、すべてが壊されてしまいそうで。
…でも。
「…そういった言葉を投げかける時は…人の目を見るものだと聞いたことがありますが?」
ぐっと体を抱き寄せられ、全身が硬直する。
「ですから…私のほうからも、貴女の目を見て同じ言葉を投げかけさせてください、少尉?」
…久しく感じていなかった、一筋伝う温かいものは…きっと喜び故。
……………
ぎゃあああ長い!セリフの応酬が多いからか長い!!
んなわけで、イリヤのEDです!
海戦ちょっと前くらいから、艦長様のことは気になり始めてたんだと思いますが、ずっと忠心だと思い込んでいました。
ようやく、自分の抱えてる想いが忠心のみではないことに気づき、艦長様に告白しに行き、ここでようやくくっつきます。
これ以降も書きたいネタが一本あるので、それはまた後日…。
シディウム潜水艦・シュレッケンの損害は甚大だった。
「(……私が…もっと、初動でリカバリーできていれば…)」
応急工作班を預かる身として、艦体をこんなに損傷させることなど、許されてはいけなかった。
…その汚名を雪ぐべく、どれだけの間、眠らずに仕事をしていただろう。
もっとも…このようなことは日常的にあるし、この、てい…ど…。
瞬間、自分の体がゆっくりと傾いでいくのを感じた。
すべてがスローモーションのようにゆっくりと動いていくように見える。
私の体も、床に吸い込まれそうになっていた、その時。
「……また、貴女はこんな無茶を…」
「…かん、ちょう…さま…?」
床に体が当たる前に、ぐい、と上半身を抱き起こされる。
それに気づいた瞬間、体が火照る。意識が朦朧とする。
「…なぜこんな無茶を…ここから一番近いのは…艦長室ですか…」
どういうわけか、その場から逃げたくなる。
ひとりで大丈夫です、と、そう言おうと思った口からは、言葉が出てこない。
ただ、ぱくぱくと水を失った魚のように動くだけ。
「…どうしました、トルパドール少尉」
「……さい…」
「?」
「…おやめ、ください…艦長様……」
分からない。
私の今感じている、この感覚が何であるのか。
体を抱き上げられ、ふっと目を合わせれば、その真紅の目に吸い込まれそうな感覚を覚える。
今の私のことが、何もかも見透かされてしまいそうで、怖くて。
「……わかり、かねます…」
「何が、です?」
「私の抱えたこの感情が…貴方への忠心から来るものなのか…それとも…他の何かなのか…わかりかねます……しばらく、一人にしてくださいませんか…」
…分かっている。
折角の艦長様のご厚意を、自分のわけのわからない理屈ではねつけてしまったことくらい。
それでも…今の私は、この方の近くにはいられない。
ふらつく足で自室に戻ると、ぱたん、と戸を閉めた。
「(いつから?)」
少し前からだ。
こんな風に…艦長様の目を見ると、吸い込まれそうな感覚を覚えるようになったのは。
それは…きっと忠心ではない、許されざる感情。
この想いは、伝えてはいけないのだと、私の全身が叫ぶ。
「(どうして?)」
それに反して、自分勝手な感情が頭をもたげる。
あぁ、どうして。
どうして、愛してしまったんだろうか。
それは忠心だとごまかして胸の内にしまっておけば、こんな思いはしなくてすんだのに。
……………
翌日、丸一日、艦長様は艦長室から出てこなかった。
不安だけが、募っていく。
…そこへ。
「………今は、何時です?」
「艦長、様…」
ふっと、艦内の時計に目をやり、深夜であることを把握すると、「ああ、やっぱり」と苦笑を浮かべた。
「…食事はほとんどとらなくても大丈夫とはいえ…やはり、丸一日は堪えますね」
「……不養生はどちらですか、艦長様…お待ちください…私でよければ、何かお作りします」
急いで厨房へ行き、ありあわせではあるが料理を作る。
そして……私の感情は、自分勝手な私に負けた。
「…艦長様…どうか、そのままでお聞きください…」
「?」
「…私の、この感情の意味が…やっと、理解できました」
「続けてください」
「お慕い、申し上げております…艦長様」
目を合わせたら、すべてが壊されてしまいそうで。
…でも。
「…そういった言葉を投げかける時は…人の目を見るものだと聞いたことがありますが?」
ぐっと体を抱き寄せられ、全身が硬直する。
「ですから…私のほうからも、貴女の目を見て同じ言葉を投げかけさせてください、少尉?」
…久しく感じていなかった、一筋伝う温かいものは…きっと喜び故。
……………
ぎゃあああ長い!セリフの応酬が多いからか長い!!
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ようやく、自分の抱えてる想いが忠心のみではないことに気づき、艦長様に告白しに行き、ここでようやくくっつきます。
これ以降も書きたいネタが一本あるので、それはまた後日…。
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