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★モルフォン♀ゲット=シオンの母親実在記念に一本!
シオンの若干鬱気味過去話。
完全な独白ですが、よろしければ追記から!
とか言いつつ、話の流れでちょいちょい他のお子さんのお名前お借りしてます←
はっきり言っておきますが、自己満足です。
ええそれはもう普段のSS以上に←
年末、少尉に促されて部屋を片付けていた。
僕はあまり整理整頓が得意じゃないから、去年までの要らないものとかもいっぱい出てくる。
『ふぇ…アルバムもいっぱいたまったなあ…最近いっぱい写真撮ってるもんねー』
そう言いつつ、ぱらぱらとアルバムをめくり始めるのは僕の悪い癖。
どうやら、一番古いアルバムを引っ張り出したらしかった。
…そこに写っていたのは。
『…お母さん』
僕が8歳の時に亡くなった、僕のお母さんと、小さいころの僕。
お兄ちゃん達が言うには、今の僕の外見は、髪の長さこそ違うけどお母さんにそっくりだという。
『トルマさん、似てるかな?』
胸元にすぽっと入ったトルマさんに写真を見せて聞いてみる。
……反応からするに、どうやら似ているらしい。
少尉、お片づけの途中でこんなことしててごめんなさい。
でもちょっとだけ……お母さんのことを思う時間をください。
……………
僕が生まれたとき、お母さんは、やっと女の子が生まれたって…すごく喜んだって聞いてる。
でも、男の子だからとか女の子だからって区別して育てないのがお父さんの方針で、僕もずっと男の子みたいな恰好してたし、見た目も男の子みたいだった。
…正直、今自分の子供のころ見るのはずかしいけど。
ある日、夜中に起きてしまった僕は、思いもよらない話を聞いた。
お母さんは…すごく、難しい病気なんだそうだ。
このままじゃ、5年も生きられないって…本当は、僕を生むべきじゃなかったんだって。
でも…お母さんは、僕を生んだことを後悔してないって…僕を責めないでって…そう、確かに言った。
小さかった僕は、それをよく理解してなかったけど…僕は、生まれてきてよかったんだってことだけは、わかった。
それから…僕は、お母さんとの接し方が分からなくなった。
お母さんは病気で、長く生きられなくて、きっとすごく悲しいと、子供心にそう思ったから。
でも
悲しいはずのお母さんの泣き顔を、僕は見たことがない。
お母さんは、僕と話すとき、ずっと笑ってたから。
それが僕にとって幸せだったのか不幸だったのか、今となっては、もう分からないけど。
……………
『ばちゅ』
『ふぁっ、ご、ごめんねトルマさん!ぼーっとしてた!…なに??』
トルマさんに促されるまま、その写真の裏を見た。
『…!!!』
そこに書かれていた、確かにお母さんの字の言葉。
シオン
聞いたことがあるかもしれないけど、お母さんはあなたと長い時を生きることができないみたいです
でも、後悔はありません
あなたは、お母さんの大事な宝物です
お母さんの分まで、たくさんの物を見て、たくさんの人に愛されて、そして
たくさん、幸せになってください
『おかあ…さん……っ…』
気がついたら、泣いていた。
自分が、お母さんからどれだけ愛されていたかを思って。
その、幸せをかみしめて。
『…おかあさん…ぼく……しあわせ、だよ…?』
年が明け、今年はお母さんが亡くなって15年目。
イデアルが寄港していたら…真っ先にお墓参りに行こう。
……………
なんてこったマジ長い!
しかも自己満の駄文と来た!!!
んなわけで、シオンの過去話ー。
実はシオンのお母さんは故人です、今まで言ってなかった気もしなくもないが←
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