ポケ擬企画関連の妄想どころ。
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シオンがゑの子お兄ちゃんと初めて仲良くなった日のことを妄想したので書いてみる!!
シオンのテンションが低いので、
http://lunaticmist.blog.shinobi.jp/Entry/168/ このSSを先に読んでおくと分かりやすいかもしれない←
追記から!!
シオンのテンションが低いので、
http://lunaticmist.blog.shinobi.jp/Entry/168/ このSSを先に読んでおくと分かりやすいかもしれない←
追記から!!
「………」
班長から、無理をしなくていいと言われても、僕は正直どうすればいいのか分からなかった。
自分を殺すことに慣れ過ぎた僕には、それを解く方法が思い出せなかった。
そんな折。
「こんっ、こーん!!」
こちらに向かって、一目散に走ってくるのは。
「(ロコン…?)」
それを思うより少し早く、その子はぴょんと僕の腕の中に収まった。
もふもふの毛皮をなでてあげると、少し喜んでいるようで、僕もなんだか嬉しくなって、笑った。
…そして、その遥か後方から走ってきた人。
「(あの人は…)」
確か水測班の人、だったはずだ。
…もっとも、人とのかかわりを極端に避けていた僕には、その所属も、名前すらもおぼろげだけれど。
僕の胸元に顔をうずめていたそのロコンが、その人の気配を察知すると、顔をあげて、嬉しそうに鳴いた。
「あっクリス!こんなところにいたー、シャワー中に逃げ出しちゃダメだろー?」
「(クリスちゃんって言うんだ…)」
そのロコン…クリスちゃんに目を落とすと、少し嫌そうな顔をして、その人をにらんだ。
シャワー、嫌いなのかな??
「もー、また初めて見る人に懐いて…クリスー、シャンプーするからおいでー!」
「こんっ!こんっ!!」
やっぱり苦手みたいだ。
でも、やらなきゃいけないことはやらなきゃ。
「…えっと、クリス、ちゃん?飼い主さん、いつもクリスちゃんに可愛いままでいてほしいんだよ、だから、シャンプーしてもらいにいこ?」
「こーん……」
しぶしぶ、といった様子で、クリスちゃんはその飼い主さんのところへ走って行った。
「わぁ、ありがとう!!君、イデアルの人だよね?僕、水測班の犬神ゑの子!」
「…どう、いたしまして…機械班のシオン、です…別に、覚えなくてもいいですけど」
どうせ、あとで自分のことを「女なのに」とか言うであろう相手に、名前を覚えてもらう必要なんかない。
……正直、邪魔なだけ。
ところが、その犬神さんは、次の瞬間、あっけらかんとこう言い放った。
「そっかー、それは助かるな、僕人の名前覚えるの苦手でさぁ…で、君の名前ってなんだっけ、マリー?」
…なんか、3番目のお兄ちゃんにちょっと似てる。
のんきで、人が言った辛辣な言葉なんか気にしなくて、いつも笑ってて。
…そして、すごく優しい目をしてて。
「もうっ…さっき名乗ったばっかりですよ!お兄ちゃ…あっ…」
お兄ちゃんに似てるな、なんて思っていたら、つい、目の前の犬神さんを「お兄ちゃん」と呼びそうになってしまった。
…初めて言葉を交わした人をお兄ちゃんと呼ぶなんて、僕はどうかしてる。
「お兄ちゃん?」
「…ご、ごめんなさい、ごめんなさいっ!!わ、悪気はなかったんです!!ただ…その、犬神さんが僕のお兄ちゃんに似てて…それでっ…!」
「えっ?いいよ?正直『犬神さん』よりそっちの方が嬉しいなぁ」
そう言って、屈託なく笑う。
抱かれていたクリスちゃんも、同じようににこにこしている。
…なんだか、すごく、心があったかくなる。
いつぶり、だろうか。
「…ゑの子お兄ちゃんって呼んで…いいんですか…?」
「うん!」
…僕のことを、奇異の目で見ない人。
心に何重も盾を構えている僕の辛辣な言葉を、平気な顔で聞いてくれる人。
…そして、僕の『間違い』を、人を信じる糸口の『奇跡』に変えてくれた人。
この軍で出会った『お兄ちゃん』の存在が
僕の暗闇に、光を投げた。
……………
うおおおお長い!!!
んなわけで、最終話書く前にずっと書きたいと思っていたゑの子お兄ちゃんとのファーストコンタクト!!
全体的にゑの子お兄ちゃんお借りした!!
シオンは当初から、人間相手には笑わないけど原型相手には普通に笑う子だったんじゃないかなーと///
班長から、無理をしなくていいと言われても、僕は正直どうすればいいのか分からなかった。
自分を殺すことに慣れ過ぎた僕には、それを解く方法が思い出せなかった。
そんな折。
「こんっ、こーん!!」
こちらに向かって、一目散に走ってくるのは。
「(ロコン…?)」
それを思うより少し早く、その子はぴょんと僕の腕の中に収まった。
もふもふの毛皮をなでてあげると、少し喜んでいるようで、僕もなんだか嬉しくなって、笑った。
…そして、その遥か後方から走ってきた人。
「(あの人は…)」
確か水測班の人、だったはずだ。
…もっとも、人とのかかわりを極端に避けていた僕には、その所属も、名前すらもおぼろげだけれど。
僕の胸元に顔をうずめていたそのロコンが、その人の気配を察知すると、顔をあげて、嬉しそうに鳴いた。
「あっクリス!こんなところにいたー、シャワー中に逃げ出しちゃダメだろー?」
「(クリスちゃんって言うんだ…)」
そのロコン…クリスちゃんに目を落とすと、少し嫌そうな顔をして、その人をにらんだ。
シャワー、嫌いなのかな??
「もー、また初めて見る人に懐いて…クリスー、シャンプーするからおいでー!」
「こんっ!こんっ!!」
やっぱり苦手みたいだ。
でも、やらなきゃいけないことはやらなきゃ。
「…えっと、クリス、ちゃん?飼い主さん、いつもクリスちゃんに可愛いままでいてほしいんだよ、だから、シャンプーしてもらいにいこ?」
「こーん……」
しぶしぶ、といった様子で、クリスちゃんはその飼い主さんのところへ走って行った。
「わぁ、ありがとう!!君、イデアルの人だよね?僕、水測班の犬神ゑの子!」
「…どう、いたしまして…機械班のシオン、です…別に、覚えなくてもいいですけど」
どうせ、あとで自分のことを「女なのに」とか言うであろう相手に、名前を覚えてもらう必要なんかない。
……正直、邪魔なだけ。
ところが、その犬神さんは、次の瞬間、あっけらかんとこう言い放った。
「そっかー、それは助かるな、僕人の名前覚えるの苦手でさぁ…で、君の名前ってなんだっけ、マリー?」
…なんか、3番目のお兄ちゃんにちょっと似てる。
のんきで、人が言った辛辣な言葉なんか気にしなくて、いつも笑ってて。
…そして、すごく優しい目をしてて。
「もうっ…さっき名乗ったばっかりですよ!お兄ちゃ…あっ…」
お兄ちゃんに似てるな、なんて思っていたら、つい、目の前の犬神さんを「お兄ちゃん」と呼びそうになってしまった。
…初めて言葉を交わした人をお兄ちゃんと呼ぶなんて、僕はどうかしてる。
「お兄ちゃん?」
「…ご、ごめんなさい、ごめんなさいっ!!わ、悪気はなかったんです!!ただ…その、犬神さんが僕のお兄ちゃんに似てて…それでっ…!」
「えっ?いいよ?正直『犬神さん』よりそっちの方が嬉しいなぁ」
そう言って、屈託なく笑う。
抱かれていたクリスちゃんも、同じようににこにこしている。
…なんだか、すごく、心があったかくなる。
いつぶり、だろうか。
「…ゑの子お兄ちゃんって呼んで…いいんですか…?」
「うん!」
…僕のことを、奇異の目で見ない人。
心に何重も盾を構えている僕の辛辣な言葉を、平気な顔で聞いてくれる人。
…そして、僕の『間違い』を、人を信じる糸口の『奇跡』に変えてくれた人。
この軍で出会った『お兄ちゃん』の存在が
僕の暗闇に、光を投げた。
……………
うおおおお長い!!!
んなわけで、最終話書く前にずっと書きたいと思っていたゑの子お兄ちゃんとのファーストコンタクト!!
全体的にゑの子お兄ちゃんお借りした!!
シオンは当初から、人間相手には笑わないけど原型相手には普通に笑う子だったんじゃないかなーと///
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