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8月のイベント来て即だけど、姉妹主従のゲーム前が妄想できたから書いてみるよ!
追記から!!
季節は巡る。
文化祭も記憶に新しい中(どうやらシュトラルの方が集客率が良かったらしく、うちにもいろいろと送られてきた)、Ishの季節は冬になった。
体温は高い方だけど…寒いのは苦手。
厚手のコートを着込んで、部屋で暖房をつけて休んでいると。
「……寒い、です…」
ベッドに座った私の腿のあたり、ヴィアちゃんが丸まって震えている。
そうだ、ヴィアちゃんは竜の血を引いているらしいから、私よりも寒いのは堪えるだろう。
「……『おいで』」
ヴィアちゃんを腿の上に乗せ、近くにあった毛布で包んであげる。
さっきよりは楽になったらしく、ヴィアちゃんは少し安心したような表情を見せた。
軽くその頭をなでながら、Φさんから提示された今回の舞台を見ていて、不安になる。
……今回の舞台は、氷窟。
極端に気温が低いらしく、現段階でこの調子のヴィアちゃんは危険だろう。
かく言う私も、地上以上に気温が低いとなったら耐えられる自信は、ない。
「……『そうだ』」
ベッドの下から、手芸用の道具をいろいろと取り出す。
その中から、太めの毛糸を数種類、取りだして色を合わせ始めた。
そんな私を、ヴィアちゃんは私にしがみつきながらじっと見ていた。
「……『ヴィアちゃん、一回、人間の姿になってもらってもいい?』」
「は、はい…でもどうして?」
「……『それは…この道具が全部片付くまでのお楽しみ』」
……人間の姿になったヴィアちゃんの採寸を終えて、ヴィアちゃんをポケモンの姿に戻してさっきまでと同じように毛布で包み、腿の上に抱きかかえた。
そして、さっきいろいろ出してきた毛糸に編み棒を通す。
編み棒の動きが珍しいのか、懸命に編み棒の動きを目で追うヴィアちゃんがほほえましくて、少しだけ笑う。
出来あがって行く編み地をいじろうとするのは、流石に止めたけれど。
「…火漣さんが棒動かすと、どんどん布地が大きくなって…魔法、みたいです」
「……『魔法、か…言ってみれば…あったかくなるための魔法、かな…はい、できたよ…つけてみて?』」
再度、ヒトの姿を取ったヴィアちゃんに、作った防寒具をつけてみてもらう。
「……『あったかい?』」
「(こく)はい…さっきまでより、全然…でも…」
「『?』」
もう一度ポケモンの姿に戻ったヴィアちゃんは、その姿では少し長すぎるマフラーを巻きなおすと、ぴょんと私の胸元に抱きついてきて、こう言ったのだった。
「火漣さんにこうしてもらうと、もっともっとあったかいです」
「……『そっか…そしたら…外に出るときは、私もヴィアちゃんと同じ防寒具をつけて、ヴィアちゃんをこうして抱っこするね…?でも…今回はゲームの発表会場に行くまでに戦わなきゃいけない場合があるみたいだから…その時には、私の作った防寒具、役立ててほしいな』」
そう言って、頭をなでると、
「あ…あと一個、わがまま言っていいですか?」
「……(こくん)」
「…初めて会った日に、火漣さんが出してくれた炎…あったかかったから…それに…この招待状?の写真の会場の光より…ずっと綺麗だったから…僕がもし戦わなきゃいけないときは…あの炎、出してもらってもいいですか?」
「……『それが、私がヴィアちゃんに出来ることなら、叶えるよ』」
そう言って、お揃いの防寒具を手に取り、正装を防寒具で完全に隠して、次の舞台である、二の氷窟へ向かう。
ヴィアちゃんの願いどおり、鬼火を周囲に浮かべながら。
ヒトの形をとったヴィアちゃんの手は、驚くほど冷たい。
その手を霜焼けにならないようにゆっくりと暖めながら、目指すのは、光に彩られた氷窟の奥、今度のゲームの会場。
……………
うおおおなんだこの散文…!
書きたいだけで書くからこうなるこれだから清峰は!!!!!
んなわけで、姉妹主従の8月イベ、氷窟に入るあたりまででした!!
ヴィアさんが可愛すぎてつらい(埋まれ
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