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ポケ擬企画関連の妄想どころ。

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2024/11/24 (Sun)                  [PR]
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8月イベント後半が来て、お子さん貸してくださる主従様も見つかったので文章書く!!
漣の8月イベント後半!!ちょっと長くなったので前後篇!
追記から!!

……うん、分かってた。
ただ、舞踏会のためだけに呼ばれたわけじゃないことくらい、始めから分かってた。
というか、そこで『ゲーム』の発表をするって言ってたから…気が気じゃなかった。

そして。

生徒会長両名から発表のあった、午前零時。

周囲のホールが一瞬で消滅し、さっき通ってきた氷窟に転送された。
さっきまで近くにいたお兄ちゃんがいない所をみると、おそらく完全なランダム転送だろう。
慌てて、隣にいるヴィアちゃんに防寒具をつけ、寒さを少しでもしのぐ。

「…火漣さん…つまり、はやく…他の参加者を探さないと…っていうことですか…?」

「……(こく)『うん、そうだね…ヴィアちゃんも寒いだろうし…早く戻りたいけど…』」

そんなことを、言っていた矢先。

シュッ

「火漣さんっ!!」

顔のすぐ横を、何か鋭いものが通り過ぎる感覚。
掠めた頬から、少しだが血が滲んだ。

「チッ…外したか」

『それ』が戻って行った先に立っていたのは、機械のような脚をもった女の人。
そして、その横に、黒い髪の男の人。
貼りついたような、抑揚のない表情。
一目見て、全身が硬直した。

怖い。

それが、私がその人たちを見て思った、第一印象。

「他の参加者を見たら、倒して氷晶を奪う…そうだろ?」

表情を一切変えないまま、そう言った男の人が、武器を構える。
もちろん、隣の女の人も、一緒に。

「火漣さん、あの人の言う通りです、氷晶、集めないと…!」

そう言って、ヴィアちゃんが突っ込んでいく。
駄目だ、夏みたいにはいかない…それに…夏みたいにヴィアちゃんが暴走してしまったら…今度は、逃げきれる自信がない。
だから…私もどうにか援護したいのに…体が動いてくれない。
ヴィアちゃんも寒さでどんどん体力を奪われてるのか、分が悪いとかそういう話じゃない。

そして。

ドスッ

壁際に詰め寄られた私に、男の人の三節棍が突きつけられる。
…そうだ、召喚獣を倒さなくたって…召喚士を倒してしまえばいい話。

「あのさ、キミよくそんなんでここまで来られたよね?」

その武器よりも何よりも、その人の言葉が胸に刺さった。
そうだ、私は何もできてない。
この前の『ゲーム』でも、今回でも。

「それで?この状況でもまだ召喚獣に戦わせる?」

なおも一切表情を変えないまま、その人は言った。
降参を、促されている。
そう、勝敗は明らか。
真っ青な顔で必死に止めるヴィアちゃんを横目に、3つ渡されたうち、1つ目の氷晶を、その人たちに渡した。

……………

そして、ひと目につかないところで、しばらく休む。
人の気配もないし、しばらくは大丈夫だろう。
…そして。

「……『ヴィア、ちゃん…』」

正面には、寒さに耐えつつこちらを見る、その姿。
私は…ひとつ、言っておかなきゃいけない。

「……『もし、もし…だよ?もう一個…これを奪われることがあったら…そのときh』」

………語尾が発音される前に、私の体は、すごい力で倒されていた。





→Next…
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