ポケ擬企画関連の妄想どころ。
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漣の8月イベSS、後篇!
追記から!!
追記から!!
「…火漣、さん…今、何て言いました…?」
…私のことを地面に押し付けたまま、ヴィアちゃんは私を睨んでいた。
貴女に何もできない私なら…貴女の力を借りてゲームに勝ち残るなんて虫のいい話。
だから…降りようって、そう言おうとした。
そこからの、この状態。
「簡単に言わないでください…ここで火漣さんが諦めて、火漣さんを大事に思ってる人たちはどう感じると思ってるんですか!?」
「……」
「悲しむと、思います…僕だって、あなたに諦めてほしくない」
…言葉が継げない。
ただ…流れるものは涙ばかり。
何もできなくてごめん、こんなに頑張って戦ってくれてるのに…貴女に私は…何もしてあげられてない。
私が弱いから…こうして、貴女が傷ついてるって分かってる…だから、逃げたかった…この『ゲーム』から…学園都市から。
「逃げないで、ください…僕は…火漣さんが諦める姿なんて、見たくない」
そのまっすぐな瞳に、目を覚まさせられる。
逃げないで…その言葉が、私の全身にしみてくるように。
「……『そう、だよね…ヴィアちゃんが…こんなに傷ついても戦ってくれてるのに…私がこんなんじゃ、駄目だよね…?』」
そう言って、起き上がる。
そして…さっきの人たちがまだ周囲にいないことを確認しつつ、氷窟の中を進む。
すると。
「全くこの服は歩きにくいな!!!」
「まぁまぁマスター、よく似合ってるヨー、いっそ普段も着たらどうかナー?」
「やかましいわ!!」
そんな掛け合いが聞こえてきた。
どこかで、聞いたような声。
そして…すぐ隣でヴィアちゃんが臨戦態勢を取っている。
「……『楊琴、君…?』」
「隣の鬼火女か…さっき1つ取ってきたところ、貴様の氷晶も渡してもらうぞ!」
問答無用で攻撃の姿勢を取る楊琴君。
…うん…そうだよ、こういう場所なんだ、この場所は。
「……『行くよ、ヴィア君』」
「はいっ!!」
嬉しそうに答え、双剣を構えて突っ込んでいくヴィアちゃん。
楊琴君がドレス姿のままで動きにくいとはいえ、3対1。
だから、ね…?私も…戦うよ、今度は…貴女と一緒に。
「……『着火…』」
周囲に油を撒き、ライターに火をつけ、そのまま油の海に落とす。
炎に包まれたまま、ここに来る前に、ヴィアちゃんに言われたことを思い出す。
――もし僕が戦わなきゃいけないときは…あの炎、出してもらってもいいですか?
ふわり、と周囲に鬼火が浮かぶ。
地下鉄の中のイルミネーションを霞ませるほど、私の周囲で大きく揺らめいた炎を見て、
「…綺麗…」
そう、ヴィアちゃんが呟くのが聞こえた。
「……『ヴィア君…私、戦うよ』」
そう、独り言のように呟いて、手を楊琴君達のほうへ。
気温が上がり、元気になったらしいヴィアちゃんと一緒に、私の炎が飛んで行く。
煙が晴れたところに…楊琴君とスパナ君達が倒れていた。
……………
「ふん…貴様の勝ちだ、持って行け」
ぽんと無造作に投げ渡された氷晶。
初めて…二人で戦った成果だった。
嬉しくて、ぎゅっとヴィアちゃんを抱きしめた。
……………
そのあと、あと一組から1つ氷晶を獲得し、最後の1つが見つからずに歩いていると。
「漣」
私のことをこう呼ぶのは…一人しかいない。
「……『お兄、ちゃん…?』」
「お前…今いくつ持ってる?」
「……『えっと…4つ』」
そう答えると、お兄ちゃんの表情が少し柔らかくなって。
ぽん。
…いきなり何かを投げ渡され、手元を見ると。
……氷晶…?
「……『お兄ちゃん、これ…』」
「先に帰ってろ、俺達もすぐ帰る」
そう言って、お兄ちゃん達は氷窟の奥へと歩いて行った。
「……『絶対…絶対だよ?必ず…クリアしてね?』」
最後のその言葉は、お兄ちゃんに届いただろうか。
……………
「…帰ってきませんね…」
「……『うん…』」
ヴィアちゃんと二人、家に戻ってからの何度目かの問答。
あれからずいぶん経つけど、お兄ちゃん達が帰ってこない。
最悪のシナリオが、頭をよぎる。
…そんなとき。
「…待たせたな、漣」
「『お兄ちゃん!!』」
玄関口にお兄ちゃんの姿を認め、思わずぎゅっと抱きついた。
「…まったく…仕方ない奴だな…とりあえず、温かいものはないか?」
そう言ったお兄ちゃんをリビングに連れて行って、とりあえずありあわせのもので作ったスープを出した。
こうして食卓を囲むのも、久しぶりな気がする…。
願わくば、この光景が、ずっと続いていきますように。
……………
うおおおお前後篇に分けても長い!!!
んなわけで、漣の8月イベ後半!
アギトさん・イライザさん主従、楊琴さん・スパナさん主従、あとヴィアさんとお兄ちゃんお借りしました!!
何か戦闘シーンが…上手く書けない日本語が来い!!
一応、漣は今回の件でヴィアさんの心情を知って、逃げたくない、最後まで戦いたいって思うようになります。
心境の変化になるイベにしたかった!!
…私のことを地面に押し付けたまま、ヴィアちゃんは私を睨んでいた。
貴女に何もできない私なら…貴女の力を借りてゲームに勝ち残るなんて虫のいい話。
だから…降りようって、そう言おうとした。
そこからの、この状態。
「簡単に言わないでください…ここで火漣さんが諦めて、火漣さんを大事に思ってる人たちはどう感じると思ってるんですか!?」
「……」
「悲しむと、思います…僕だって、あなたに諦めてほしくない」
…言葉が継げない。
ただ…流れるものは涙ばかり。
何もできなくてごめん、こんなに頑張って戦ってくれてるのに…貴女に私は…何もしてあげられてない。
私が弱いから…こうして、貴女が傷ついてるって分かってる…だから、逃げたかった…この『ゲーム』から…学園都市から。
「逃げないで、ください…僕は…火漣さんが諦める姿なんて、見たくない」
そのまっすぐな瞳に、目を覚まさせられる。
逃げないで…その言葉が、私の全身にしみてくるように。
「……『そう、だよね…ヴィアちゃんが…こんなに傷ついても戦ってくれてるのに…私がこんなんじゃ、駄目だよね…?』」
そう言って、起き上がる。
そして…さっきの人たちがまだ周囲にいないことを確認しつつ、氷窟の中を進む。
すると。
「全くこの服は歩きにくいな!!!」
「まぁまぁマスター、よく似合ってるヨー、いっそ普段も着たらどうかナー?」
「やかましいわ!!」
そんな掛け合いが聞こえてきた。
どこかで、聞いたような声。
そして…すぐ隣でヴィアちゃんが臨戦態勢を取っている。
「……『楊琴、君…?』」
「隣の鬼火女か…さっき1つ取ってきたところ、貴様の氷晶も渡してもらうぞ!」
問答無用で攻撃の姿勢を取る楊琴君。
…うん…そうだよ、こういう場所なんだ、この場所は。
「……『行くよ、ヴィア君』」
「はいっ!!」
嬉しそうに答え、双剣を構えて突っ込んでいくヴィアちゃん。
楊琴君がドレス姿のままで動きにくいとはいえ、3対1。
だから、ね…?私も…戦うよ、今度は…貴女と一緒に。
「……『着火…』」
周囲に油を撒き、ライターに火をつけ、そのまま油の海に落とす。
炎に包まれたまま、ここに来る前に、ヴィアちゃんに言われたことを思い出す。
――もし僕が戦わなきゃいけないときは…あの炎、出してもらってもいいですか?
ふわり、と周囲に鬼火が浮かぶ。
地下鉄の中のイルミネーションを霞ませるほど、私の周囲で大きく揺らめいた炎を見て、
「…綺麗…」
そう、ヴィアちゃんが呟くのが聞こえた。
「……『ヴィア君…私、戦うよ』」
そう、独り言のように呟いて、手を楊琴君達のほうへ。
気温が上がり、元気になったらしいヴィアちゃんと一緒に、私の炎が飛んで行く。
煙が晴れたところに…楊琴君とスパナ君達が倒れていた。
……………
「ふん…貴様の勝ちだ、持って行け」
ぽんと無造作に投げ渡された氷晶。
初めて…二人で戦った成果だった。
嬉しくて、ぎゅっとヴィアちゃんを抱きしめた。
……………
そのあと、あと一組から1つ氷晶を獲得し、最後の1つが見つからずに歩いていると。
「漣」
私のことをこう呼ぶのは…一人しかいない。
「……『お兄、ちゃん…?』」
「お前…今いくつ持ってる?」
「……『えっと…4つ』」
そう答えると、お兄ちゃんの表情が少し柔らかくなって。
ぽん。
…いきなり何かを投げ渡され、手元を見ると。
……氷晶…?
「……『お兄ちゃん、これ…』」
「先に帰ってろ、俺達もすぐ帰る」
そう言って、お兄ちゃん達は氷窟の奥へと歩いて行った。
「……『絶対…絶対だよ?必ず…クリアしてね?』」
最後のその言葉は、お兄ちゃんに届いただろうか。
……………
「…帰ってきませんね…」
「……『うん…』」
ヴィアちゃんと二人、家に戻ってからの何度目かの問答。
あれからずいぶん経つけど、お兄ちゃん達が帰ってこない。
最悪のシナリオが、頭をよぎる。
…そんなとき。
「…待たせたな、漣」
「『お兄ちゃん!!』」
玄関口にお兄ちゃんの姿を認め、思わずぎゅっと抱きついた。
「…まったく…仕方ない奴だな…とりあえず、温かいものはないか?」
そう言ったお兄ちゃんをリビングに連れて行って、とりあえずありあわせのもので作ったスープを出した。
こうして食卓を囲むのも、久しぶりな気がする…。
願わくば、この光景が、ずっと続いていきますように。
……………
うおおおお前後篇に分けても長い!!!
んなわけで、漣の8月イベ後半!
アギトさん・イライザさん主従、楊琴さん・スパナさん主従、あとヴィアさんとお兄ちゃんお借りしました!!
何か戦闘シーンが…上手く書けない日本語が来い!!
一応、漣は今回の件でヴィアさんの心情を知って、逃げたくない、最後まで戦いたいって思うようになります。
心境の変化になるイベにしたかった!!
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