ポケ擬企画関連の妄想どころ。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
8月イベント後半が来て、お子さん貸してくださる主従様も見つかったので文章書く!!
漣の8月イベント後半!!ちょっと長くなったので前後篇!
追記から!!
漣の8月イベント後半!!ちょっと長くなったので前後篇!
追記から!!
……うん、分かってた。
ただ、舞踏会のためだけに呼ばれたわけじゃないことくらい、始めから分かってた。
というか、そこで『ゲーム』の発表をするって言ってたから…気が気じゃなかった。
そして。
生徒会長両名から発表のあった、午前零時。
周囲のホールが一瞬で消滅し、さっき通ってきた氷窟に転送された。
さっきまで近くにいたお兄ちゃんがいない所をみると、おそらく完全なランダム転送だろう。
慌てて、隣にいるヴィアちゃんに防寒具をつけ、寒さを少しでもしのぐ。
「…火漣さん…つまり、はやく…他の参加者を探さないと…っていうことですか…?」
「……(こく)『うん、そうだね…ヴィアちゃんも寒いだろうし…早く戻りたいけど…』」
そんなことを、言っていた矢先。
シュッ
「火漣さんっ!!」
顔のすぐ横を、何か鋭いものが通り過ぎる感覚。
掠めた頬から、少しだが血が滲んだ。
「チッ…外したか」
『それ』が戻って行った先に立っていたのは、機械のような脚をもった女の人。
そして、その横に、黒い髪の男の人。
貼りついたような、抑揚のない表情。
一目見て、全身が硬直した。
怖い。
それが、私がその人たちを見て思った、第一印象。
「他の参加者を見たら、倒して氷晶を奪う…そうだろ?」
表情を一切変えないまま、そう言った男の人が、武器を構える。
もちろん、隣の女の人も、一緒に。
「火漣さん、あの人の言う通りです、氷晶、集めないと…!」
そう言って、ヴィアちゃんが突っ込んでいく。
駄目だ、夏みたいにはいかない…それに…夏みたいにヴィアちゃんが暴走してしまったら…今度は、逃げきれる自信がない。
だから…私もどうにか援護したいのに…体が動いてくれない。
ヴィアちゃんも寒さでどんどん体力を奪われてるのか、分が悪いとかそういう話じゃない。
そして。
ドスッ
壁際に詰め寄られた私に、男の人の三節棍が突きつけられる。
…そうだ、召喚獣を倒さなくたって…召喚士を倒してしまえばいい話。
「あのさ、キミよくそんなんでここまで来られたよね?」
その武器よりも何よりも、その人の言葉が胸に刺さった。
そうだ、私は何もできてない。
この前の『ゲーム』でも、今回でも。
「それで?この状況でもまだ召喚獣に戦わせる?」
なおも一切表情を変えないまま、その人は言った。
降参を、促されている。
そう、勝敗は明らか。
真っ青な顔で必死に止めるヴィアちゃんを横目に、3つ渡されたうち、1つ目の氷晶を、その人たちに渡した。
……………
そして、ひと目につかないところで、しばらく休む。
人の気配もないし、しばらくは大丈夫だろう。
…そして。
「……『ヴィア、ちゃん…』」
正面には、寒さに耐えつつこちらを見る、その姿。
私は…ひとつ、言っておかなきゃいけない。
「……『もし、もし…だよ?もう一個…これを奪われることがあったら…そのときh』」
………語尾が発音される前に、私の体は、すごい力で倒されていた。
→Next…
ただ、舞踏会のためだけに呼ばれたわけじゃないことくらい、始めから分かってた。
というか、そこで『ゲーム』の発表をするって言ってたから…気が気じゃなかった。
そして。
生徒会長両名から発表のあった、午前零時。
周囲のホールが一瞬で消滅し、さっき通ってきた氷窟に転送された。
さっきまで近くにいたお兄ちゃんがいない所をみると、おそらく完全なランダム転送だろう。
慌てて、隣にいるヴィアちゃんに防寒具をつけ、寒さを少しでもしのぐ。
「…火漣さん…つまり、はやく…他の参加者を探さないと…っていうことですか…?」
「……(こく)『うん、そうだね…ヴィアちゃんも寒いだろうし…早く戻りたいけど…』」
そんなことを、言っていた矢先。
シュッ
「火漣さんっ!!」
顔のすぐ横を、何か鋭いものが通り過ぎる感覚。
掠めた頬から、少しだが血が滲んだ。
「チッ…外したか」
『それ』が戻って行った先に立っていたのは、機械のような脚をもった女の人。
そして、その横に、黒い髪の男の人。
貼りついたような、抑揚のない表情。
一目見て、全身が硬直した。
怖い。
それが、私がその人たちを見て思った、第一印象。
「他の参加者を見たら、倒して氷晶を奪う…そうだろ?」
表情を一切変えないまま、そう言った男の人が、武器を構える。
もちろん、隣の女の人も、一緒に。
「火漣さん、あの人の言う通りです、氷晶、集めないと…!」
そう言って、ヴィアちゃんが突っ込んでいく。
駄目だ、夏みたいにはいかない…それに…夏みたいにヴィアちゃんが暴走してしまったら…今度は、逃げきれる自信がない。
だから…私もどうにか援護したいのに…体が動いてくれない。
ヴィアちゃんも寒さでどんどん体力を奪われてるのか、分が悪いとかそういう話じゃない。
そして。
ドスッ
壁際に詰め寄られた私に、男の人の三節棍が突きつけられる。
…そうだ、召喚獣を倒さなくたって…召喚士を倒してしまえばいい話。
「あのさ、キミよくそんなんでここまで来られたよね?」
その武器よりも何よりも、その人の言葉が胸に刺さった。
そうだ、私は何もできてない。
この前の『ゲーム』でも、今回でも。
「それで?この状況でもまだ召喚獣に戦わせる?」
なおも一切表情を変えないまま、その人は言った。
降参を、促されている。
そう、勝敗は明らか。
真っ青な顔で必死に止めるヴィアちゃんを横目に、3つ渡されたうち、1つ目の氷晶を、その人たちに渡した。
……………
そして、ひと目につかないところで、しばらく休む。
人の気配もないし、しばらくは大丈夫だろう。
…そして。
「……『ヴィア、ちゃん…』」
正面には、寒さに耐えつつこちらを見る、その姿。
私は…ひとつ、言っておかなきゃいけない。
「……『もし、もし…だよ?もう一個…これを奪われることがあったら…そのときh』」
………語尾が発音される前に、私の体は、すごい力で倒されていた。
→Next…
PR
この記事にコメントする
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
カテゴリー
そらジロー
最新CM
[10/12 louis vuitton clutches bags]
[12/01 清峰]
[11/20 森本 周]
[09/02 夜宮]
[08/27 清峰 霧居]
最新記事
(01/01)
(04/04)
(04/04)
(07/03)
(06/30)
最新TB
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
ブログ内検索
最古記事
(01/01)
(01/02)
(01/03)
(01/04)
(01/05)
P R