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ポケ擬企画関連の妄想どころ。

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2024/11/24 (Sun)                  [PR]
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2012/04/30 (Mon)                  【Last Episode Iliya002】失ったはずの
イリヤ2周目になります!
くっつけるまでが長かったので、ちょっとやりたいことがまだ一個できてなくて!
追記から!
あとがきに載せてる絵が微グロ注意報です←

自室。
殺風景過ぎる室内に、静寂を破るように響く衣擦れの音。

しゅるり

床に落ちたのは、包帯。
私の、顔の半分。

…包帯を取った自分の顔を、鏡に映す。
生まれたときから、無いも同然の右半分の顔。
何もかもが壊れて、使い物にならない…私の半身。

「(この顔を)」

…この顔を見たら、どう、思われるのだろうか。
何かを言われるのには慣れている。
でも。

「(あの方にだけは)」

ようやく、この想いが通じたというのに。
この目のせいで、拒絶されるのが、たまらなく怖くて。
なぜ、私はこんなにも臆病になってしまったのだろうか。

壊れた右半分に触れてみる。
何も感じない。
触れたことも、自分の体温も、何も。

それでも、いつか伝えなくてはいけない。
二律背反。
何もかも受け入れてほしいなんて、そんなこと。

「(ただの身勝手だと、わかっているのに)」

考えがまとまらないまま、包帯を巻き直す。
拒絶されることが怖くても、私は。
ちゃんと、知ってほしい。

……………

「…艦長、様…」

「どうしました、顔が青いですが」

極度の緊張状態。
私の顔が蒼白だとしたら、きっと原因はそれなのだろう。
…どう、切り出せばいいのか。

「体調が優れないのなら、早めに休みなs「違うんです」

心配の言葉を投げかけてくださる艦長様の声を遮って、しゅるり、と包帯を解く。

「…少尉?」

「嘘をつくのは…嫌ですから」

現れたのは、壊れた半身。
一瞬、艦長様がはっとするのが見えた。

「その、顔は…」

「……化け物と笑いたければ笑ってくださいませ…それでも、貴方には…お見せしたかった」

拒絶されることなんて。
はじめから。

「…私には、笑う要素が見いだせませんが?」

そう言って、指先からそっと、そこに触れてくる。
すべての感覚を失ったはずなのに、触れられた部分が、じわりと熱い。

「……貴女の口から、打ち明けてくれてよかった…安心なさい、私が求めるのは…貴女という人間そのものです…どんな姿でも、貴女は貴女だ」

ああ、なんて。
…なんて、優しい目をしているんだろう。
拒絶されることには慣れ切っていたのに…受け入れてもらえることが、こんなにも嬉しいなんて。

「…ありがとう、ございます…」

触れてきた手にそっと触れると、微笑を返した。




……………

何だろうなんでこんな長いんだろう!!!
んなわけで、艦長様に包帯の下晒すネタでした!!!
なお、イリヤが自分の表情を自覚することは本当に少ないです。
あぁ、微笑してるんだって自覚している時点で珍しいんですよ!!!!
ちなみに、イリヤの包帯の下はこんなん(微グロ注意報)↓
iliya-hou.gif
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