ポケ擬企画関連の妄想どころ。
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まさかの記念すべき100本目のSSに霊城綿部入学式ネタを持ってこられるとか感激の極みですね!!!!
というわけで、すごい遅くなったけど、春からユリンとヴィアさんが中学校入学、いっそ同級生でいいじゃない!って結論のもと、入学式ネタ!
両家サイドなので長いです!!
追記から!!
というわけで、すごい遅くなったけど、春からユリンとヴィアさんが中学校入学、いっそ同級生でいいじゃない!って結論のもと、入学式ネタ!
両家サイドなので長いです!!
追記から!!
【Side:Tamaki】
よく晴れて、空の色は抜けるような青。
朝から、うちはバタバタとしていた。
「…え、えっと…こう着ればいい?変じゃない?」
「うん、よく、にあう、よ」
…そう言って笑った先には、真新しい近所の中学校の制服に身を包んだヴィアちゃん。
こっちに来てからの勉強が功を奏し、何とか、中学校入学までこぎつけることができた。
やっぱり女の子の服装はちょっと苦手なようで、とりあえずは男の子の制服で行ってみる、ということで、今日は男の子の制服を着ている。
「でも姉さん、いいの?家事とか…」
「だいじょうぶ、だよ、おにいちゃんに、おねがい、したから」
「……今日は父さんも母さんも家にいない…俺とあいつだけでは困る部分も多いから、お前たち、式が済んだら早めに帰ってこいよ」
テーブルに出された朝食の配膳を下げながら、苦笑するお兄ちゃん。
「あのね、ヴィアちゃん」
「?」
「だいじな、いもうとのにゅうがくしき、に、でない、おねえちゃんなんて、いない、よ」
……………
【Side:Watabe】
あの世界でも見たことがあったかすら分からないほど、真っ青な空。
もちろん、ビヒヨラで見たことなんかない。
ボクの目の前に立っているのは、なぜかやけにぴしっとした格好をしたハルと、娘ちゃんと、奥さんと、いつもの格好のオルゴール。
「わー!ユリンちゃんかわいいー!ねぇねぇぽぽちゃん、ミーのは?」
「お前は服着てもすぐ窮屈がって脱ぐではないか…しかし、なかなか様になってるではないか」
「ね、ハル、これはどういうこと?」
1カ月くらい前から、やけに家がバタバタしていて、チューガッコー、やら、ニューガク、やらって聞き覚えのない単語が飛び交っていて。
いきなりよく分からない店に連れていかれて、体のサイズ(もちろんヒトの形を取ったサイズだ)を測られて、今着てる「セーフク」って服を買ってもらった。
「今日からユリン…じゃなかった、百合も中学生だからね、学校に行くための最初の一歩、ってところかな」
「ハル…じゃなかった、お父さんや奥さんも仕事休んで?」
ハルの横でにこりと笑いながら頷く奥さんを横目に、ハルが一言。
「百合」
「?」
「娘の入学式に出ない父親なんていないよ」
……………
【Karen's view】
入学式の会場。
私たちと同じように、真新しい制服に身を包んだ子供たちと、その保護者らしき人たちが、吸い込まれるようにホールに入っていく。
そのうちの一つの家族に、私は見覚えがあった。
「……たんぽぽ、ちゃん?」
「?…火漣、なのか?目つきは若干違うが…」
「うん、火漣、だよ…ひさしぶり、だね」
そう笑えば、後ろにいる男性がにこりと笑う。
「どうしたたんぽぽ、友達か?」
見た目こそ変わっているけれど、この人は。
「ハルジオン、さん…?」
恐る恐るそう聞けば、またにこりと笑って頷いた。
「たんぽぽの兄と言っていたから少し驚いたかな?…ところで、今日はどうしたんだい、こんなところへ」
「…いもうと、の、にゅうがくしき、に」
ぴょん、と抱きついてくるチラーミィ(おそらくはオルゴールちゃんだろう)をなでながら、そう答える。
参列者の記帳を済ませ、綿部さんの家の隣に座る。
ハルジオンさんも、(表にはあまり出てないけど)たんぽぽちゃんも嬉しそうだ。
「(…うーん…やっぱり…女の子の列の中に男の子の制服で混じってるのはおかしいかな…?)」
後ろから、入学生の列を見て思う。
帰ったら、もう一度ヴィアちゃんを制服屋さんに連れていかないといけないかもしれない。
……………
「おまたせ」
「ふふ、おかえり、ヴィアちゃん…ともだち、できそう?」
そう聞けば、彼女は表情を少し曇らせて。
「まだよく分からないな…けど、一人、苦手な子はいるかも」
オレンジの髪をした、見た目の割に態度が大人びた子がいて、その子がどうにもあまり好きになれない、とのことだった。
制服屋さんへの道のりをたどりながら、語りかける。
「…まだ、はじまったばかりだから、だいじょうぶ、だよ…きっと、そのこの、すきなところ、も、みえて、くるよ」
新しい土地。
新しい環境。
それが、少しでも貴女の糧になりますように。
「早く帰らないと、兄さん困ってるね」
「…ふふ、そうだね、おんなのこ、の、せいふく、かって、はやくかえろう、ね」
…そう、祈る。
……………
うおおおおやばい超長い!!!!!!
んなわけで霊城家と綿部家がここでつながりましたありがとうございます!!!!
ヴィアさんは絶対初対面でユリン苦手だろうなーと思って…けど仲良くなったらあんまり気にしないって聞いたので、これから仲良くなれたらいいね!!!!!
よく晴れて、空の色は抜けるような青。
朝から、うちはバタバタとしていた。
「…え、えっと…こう着ればいい?変じゃない?」
「うん、よく、にあう、よ」
…そう言って笑った先には、真新しい近所の中学校の制服に身を包んだヴィアちゃん。
こっちに来てからの勉強が功を奏し、何とか、中学校入学までこぎつけることができた。
やっぱり女の子の服装はちょっと苦手なようで、とりあえずは男の子の制服で行ってみる、ということで、今日は男の子の制服を着ている。
「でも姉さん、いいの?家事とか…」
「だいじょうぶ、だよ、おにいちゃんに、おねがい、したから」
「……今日は父さんも母さんも家にいない…俺とあいつだけでは困る部分も多いから、お前たち、式が済んだら早めに帰ってこいよ」
テーブルに出された朝食の配膳を下げながら、苦笑するお兄ちゃん。
「あのね、ヴィアちゃん」
「?」
「だいじな、いもうとのにゅうがくしき、に、でない、おねえちゃんなんて、いない、よ」
……………
【Side:Watabe】
あの世界でも見たことがあったかすら分からないほど、真っ青な空。
もちろん、ビヒヨラで見たことなんかない。
ボクの目の前に立っているのは、なぜかやけにぴしっとした格好をしたハルと、娘ちゃんと、奥さんと、いつもの格好のオルゴール。
「わー!ユリンちゃんかわいいー!ねぇねぇぽぽちゃん、ミーのは?」
「お前は服着てもすぐ窮屈がって脱ぐではないか…しかし、なかなか様になってるではないか」
「ね、ハル、これはどういうこと?」
1カ月くらい前から、やけに家がバタバタしていて、チューガッコー、やら、ニューガク、やらって聞き覚えのない単語が飛び交っていて。
いきなりよく分からない店に連れていかれて、体のサイズ(もちろんヒトの形を取ったサイズだ)を測られて、今着てる「セーフク」って服を買ってもらった。
「今日からユリン…じゃなかった、百合も中学生だからね、学校に行くための最初の一歩、ってところかな」
「ハル…じゃなかった、お父さんや奥さんも仕事休んで?」
ハルの横でにこりと笑いながら頷く奥さんを横目に、ハルが一言。
「百合」
「?」
「娘の入学式に出ない父親なんていないよ」
……………
【Karen's view】
入学式の会場。
私たちと同じように、真新しい制服に身を包んだ子供たちと、その保護者らしき人たちが、吸い込まれるようにホールに入っていく。
そのうちの一つの家族に、私は見覚えがあった。
「……たんぽぽ、ちゃん?」
「?…火漣、なのか?目つきは若干違うが…」
「うん、火漣、だよ…ひさしぶり、だね」
そう笑えば、後ろにいる男性がにこりと笑う。
「どうしたたんぽぽ、友達か?」
見た目こそ変わっているけれど、この人は。
「ハルジオン、さん…?」
恐る恐るそう聞けば、またにこりと笑って頷いた。
「たんぽぽの兄と言っていたから少し驚いたかな?…ところで、今日はどうしたんだい、こんなところへ」
「…いもうと、の、にゅうがくしき、に」
ぴょん、と抱きついてくるチラーミィ(おそらくはオルゴールちゃんだろう)をなでながら、そう答える。
参列者の記帳を済ませ、綿部さんの家の隣に座る。
ハルジオンさんも、(表にはあまり出てないけど)たんぽぽちゃんも嬉しそうだ。
「(…うーん…やっぱり…女の子の列の中に男の子の制服で混じってるのはおかしいかな…?)」
後ろから、入学生の列を見て思う。
帰ったら、もう一度ヴィアちゃんを制服屋さんに連れていかないといけないかもしれない。
……………
「おまたせ」
「ふふ、おかえり、ヴィアちゃん…ともだち、できそう?」
そう聞けば、彼女は表情を少し曇らせて。
「まだよく分からないな…けど、一人、苦手な子はいるかも」
オレンジの髪をした、見た目の割に態度が大人びた子がいて、その子がどうにもあまり好きになれない、とのことだった。
制服屋さんへの道のりをたどりながら、語りかける。
「…まだ、はじまったばかりだから、だいじょうぶ、だよ…きっと、そのこの、すきなところ、も、みえて、くるよ」
新しい土地。
新しい環境。
それが、少しでも貴女の糧になりますように。
「早く帰らないと、兄さん困ってるね」
「…ふふ、そうだね、おんなのこ、の、せいふく、かって、はやくかえろう、ね」
…そう、祈る。
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うおおおおやばい超長い!!!!!!
んなわけで霊城家と綿部家がここでつながりましたありがとうございます!!!!
ヴィアさんは絶対初対面でユリン苦手だろうなーと思って…けど仲良くなったらあんまり気にしないって聞いたので、これから仲良くなれたらいいね!!!!!
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