ポケ擬企画関連の妄想どころ。
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ユリン9月SS後日談!
仲直り編!!
追記から!!
仲直り編!!
追記から!!
「……」
あの地下での一件から、ハルとは口を聞いていない。
何か話しかけちゃいけない気がしたし、かといって、ボクは謝らなきゃいけないことは何一つしてない。
ボクの方から謝らなきゃいけないことなんて……。
でも、
でもね、
物足りないんだ、すごく。
今までオルゴールや娘ちゃんと騒いでハルに怒られて、でも『ごめんなさい』って謝ったらまた普段通りで。
それが、当たり前だと思ってた。
だから…こんなに長いことハルと口を聞かないのは、すごく珍しいし…何より、さびしい。
「おい」
「…何だよ、娘ちゃん」
「だから娘ちゃんはやめろ…お前、まだ喧嘩してるのか?」
「喧嘩じゃないっ…喧嘩じゃ、ないんだよっ…!!!」
じゃあ何だ、と聞かれても分からない。
普段みたいに反論することもできず、振り上げた手を下す。
「いつもみたいに謝ればいいではないか、お前らしくもない」
それだけ言い放つと、娘ちゃんは部屋に戻って行った。
いつもみたいに謝れたら…ボクだって苦労しない。
でも…ボクは良かれと思ってっ…!!
そうしてうなだれているボクの羽根を、くいっと引っ張る力。
「…だから羽根はやめてって言ってるでしょ…オルゴール」
「……ユリンちゃんとハル君、何でおしゃべりしないの?」
今にも泣きそうな顔で、そう尋ねてきたのはオルゴール。
…何でキミが泣くんだ…いきなり羽根掴まれて挙句泣かれて、泣きたいのはボクの方だ。
「…別に」
「変だよ…ユリンちゃんとハル君すごく仲良しなのに、何で?」
「………ボクだって…ボクだって普通に話したいに決まってるじゃないか!!けどっ…何て話していいかわかんないんだよ!!」
そんなボクを、オルゴールは不思議そうな顔で見ていた。
「何で?いつもみたいに、ハル君にごめんねってしたら、ハル君きっと許してくれるよ?」
「…そんなの、分かってる」
「じゃあごめんねしに行こうよ?ミーもハル君のお部屋まで一緒に行くよ!」
…あぁ、何でだろう。
娘ちゃんやオルゴールがいとも簡単に言ってのけることを、ボクは何で出来ないんだろう。
…何か、やらなきゃって…そう、思ったんだ。
「…大丈夫だよ、オルゴール…ボク、一人で行くよ、ありがとう」
笑ったのは、どれくらいぶりだろう。
ハルの部屋の前、意を決してドアを叩く。
「…開いてるよ」
久しぶりに聞いた声。
中に入って、顔を見るのも久々な気がした。
「……あの、ね……ハル…ごめん…ハルに、ヒトを治すのは大変なことって…聞いてたのに…心配かけて、ごめんなさい」
「…おいで」
呼ばれてハルの方に飛んで行く。
…でも、やっぱり安心する。
「…僕の方こそ、ごめん、ユリンの気持ちはよくわかった…けど、あんな無茶をするのはこれっきりにしよう?僕も心配なんだ」
「うん、約束する」
やっと、普通に話せた。
娘ちゃんにもオルゴールにも、感謝しなきゃいけない。
これでまた…ボクの日常が、帰ってくる。
……………
んなわけで紅茶主従仲直り記事!
全面的に綿部一家の皆さんお借りしました!!
こういうときユリンは素直じゃないと思うんだなー笑
あの地下での一件から、ハルとは口を聞いていない。
何か話しかけちゃいけない気がしたし、かといって、ボクは謝らなきゃいけないことは何一つしてない。
ボクの方から謝らなきゃいけないことなんて……。
でも、
でもね、
物足りないんだ、すごく。
今までオルゴールや娘ちゃんと騒いでハルに怒られて、でも『ごめんなさい』って謝ったらまた普段通りで。
それが、当たり前だと思ってた。
だから…こんなに長いことハルと口を聞かないのは、すごく珍しいし…何より、さびしい。
「おい」
「…何だよ、娘ちゃん」
「だから娘ちゃんはやめろ…お前、まだ喧嘩してるのか?」
「喧嘩じゃないっ…喧嘩じゃ、ないんだよっ…!!!」
じゃあ何だ、と聞かれても分からない。
普段みたいに反論することもできず、振り上げた手を下す。
「いつもみたいに謝ればいいではないか、お前らしくもない」
それだけ言い放つと、娘ちゃんは部屋に戻って行った。
いつもみたいに謝れたら…ボクだって苦労しない。
でも…ボクは良かれと思ってっ…!!
そうしてうなだれているボクの羽根を、くいっと引っ張る力。
「…だから羽根はやめてって言ってるでしょ…オルゴール」
「……ユリンちゃんとハル君、何でおしゃべりしないの?」
今にも泣きそうな顔で、そう尋ねてきたのはオルゴール。
…何でキミが泣くんだ…いきなり羽根掴まれて挙句泣かれて、泣きたいのはボクの方だ。
「…別に」
「変だよ…ユリンちゃんとハル君すごく仲良しなのに、何で?」
「………ボクだって…ボクだって普通に話したいに決まってるじゃないか!!けどっ…何て話していいかわかんないんだよ!!」
そんなボクを、オルゴールは不思議そうな顔で見ていた。
「何で?いつもみたいに、ハル君にごめんねってしたら、ハル君きっと許してくれるよ?」
「…そんなの、分かってる」
「じゃあごめんねしに行こうよ?ミーもハル君のお部屋まで一緒に行くよ!」
…あぁ、何でだろう。
娘ちゃんやオルゴールがいとも簡単に言ってのけることを、ボクは何で出来ないんだろう。
…何か、やらなきゃって…そう、思ったんだ。
「…大丈夫だよ、オルゴール…ボク、一人で行くよ、ありがとう」
笑ったのは、どれくらいぶりだろう。
ハルの部屋の前、意を決してドアを叩く。
「…開いてるよ」
久しぶりに聞いた声。
中に入って、顔を見るのも久々な気がした。
「……あの、ね……ハル…ごめん…ハルに、ヒトを治すのは大変なことって…聞いてたのに…心配かけて、ごめんなさい」
「…おいで」
呼ばれてハルの方に飛んで行く。
…でも、やっぱり安心する。
「…僕の方こそ、ごめん、ユリンの気持ちはよくわかった…けど、あんな無茶をするのはこれっきりにしよう?僕も心配なんだ」
「うん、約束する」
やっと、普通に話せた。
娘ちゃんにもオルゴールにも、感謝しなきゃいけない。
これでまた…ボクの日常が、帰ってくる。
……………
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全面的に綿部一家の皆さんお借りしました!!
こういうときユリンは素直じゃないと思うんだなー笑
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