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ついったで荒ぶってたサイレントカフェが公式様の認可をもらえたので記念に一本!!
いろいろお子さんお借りした!
追記から!!
……シュトラル学園・食堂…。
ここで、よくお友達とお話をしている。
…といっても、みんないろんな理由で声を出せなかったり、出さなかったりしてるから…傍目には変な感じに映るんだろうけど。
「ふふ、今日も皆さん仲がいいんですね」
食堂のテーブルの一角を占拠して『話』を続ける私たちにお茶を出してくれたのは、この食堂を預かるハルトさんの召喚獣・エリヤさん。
とても物腰が落ち着いていて、綺麗な人。
「……(こく)『いつもお茶、ありがとうございます…』」
そう言って、出されたお茶に口をつける。
美味しい。
……私にも、もう少し周囲との調和能力があれば…こういう、人に何かを提供する仕事もできたんだろうか。
そんなことを思っていると、厨房からハルトさんが声をかけてきた。
「そうだ…この食堂なんだけど…放課後はまったく使っていなくてね?せっかくの場所だし、有効活用してくれる人を探しているんだ…あなた達、どうかな?」
その場にいた4人で顔を見合わせる。
正直、放課後の食堂を有効活用…といきなり言われても、よくわからない。
「……それ…は…どういう、ことですか…?」
声を出したのは、同じ召喚士のカロライナちゃん。
私が持っていた疑問を、そのままハルトさんとエリヤさんに投げかける。
「そうだね…せっかく厨房も食事スペースもあることだし…カフェなんかどうだい?」
…カフェ。
すごく…楽しそうだけど……私たちは言葉の面ですごく不自由だし…何より、いきなり言われたって出す料理なんて作れない。
『…声は出ないし……出す料理も作れないんだけど…』
そう、エメラちゃんが空中に文字を書いた。
それを見て、ハルトさんとエリヤさんは顔を見合わせ、少し、笑った。
「それは心配要らないよ、料理は私が作るし、接客もエリヤがサポートしてくれる」
「主様がそうおっしゃるなら」
そうして、私たち4人が不安に思っていたことを、ハルトさんとエリヤさんは次々に難なく解決して、カフェの開店準備を進めていく。
素人でも、言葉が不自由でもできるカフェ。
そのカフェで、私たちが提供するのは…静かな空間。
何もかもが素人の私たちだけど…私たちのこの、言葉が不自由な部分を使って、お客様に何かできる、と考えると、少し楽しい気分になった。
…それは、これまでずっと黙っていた、ストケシアさんも同じだったみたいで
最後に、少しだけ嬉しそうな顔をして看板に書いた言葉は
『Silent Cafe』
……………
散文ですけどサイレントカフェ発足SSでした!!
カフェメンバーたちは絶対自分から言わないであろうと思った結果がこれたよ!!!j←
もし何か問題あったら教えてくださいまし…!!!
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