ポケ擬企画関連の妄想どころ。
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飛行機様交流ブログに上げていたSS2
今日、いっちゃんに怒られた。
…俺は普段通りしぃちゃんに何か危ないことが起きてないかなって言っただけなんだけど。
『ああもうっ!どうして店長は毎日そんなにシオンちゃんのことばっかり…!僕の気持ちも考えてくださいっ!』
…うーん…。
俺、何か悪いこと言ったかな…?
しぃちゃんは俺の大事な妹だし、いっちゃんもそれは知ってるはずだと思うんだけど…。
そこから1時間ちょっと。
いっちゃんは完全に機嫌を損ねたのか、それから口をきいてくれない。
そろそろ脚のメンテの時間(つまり休憩時間)だし、気になる、なるんだけどー…ああもう、そんな顔されてたら取りつく島もないじゃない、俺…。
…そんなこんなで休憩時間。
いっちゃんは普段の脚のメンテもせず、さっさと外へ出て行ってしまった。
もう…そういう日に限って機械ってのは何かしらの不良を起こすんだ…今まで日用品・銃器問わずいろんな武器を扱ってきたからよくわかる。
心配しながら、昼ごはんも食べずに外の往来を見ていたら。
『…いちゃんの…ばかああああああああああっ!!!!!!』
いきなり飛び込んできた何かに思いっきり頭を殴りつけられた。
普通の人間なら、たぶん死んでるだろう。それほどまでにすさまじい威力。
けれど俺はそれに馴れていた。
『…いたたたた…しぃちゃん…?』
『いたたじゃないっ!!!!お兄ちゃん、いっちゃんに何したの!!?』
俺の言葉を待つまでもなく二の句を継ぐこの少女こそ、今俺を殴りつけた張本人にして俺の妹、しぃちゃんことシオン。
どうやら、いっちゃんは休憩時間中、しぃちゃんのところに遊びに行ったらしかった。
じゃあ、しぃちゃんはいっちゃんの脚が大丈夫かどうか、分かってるかな。
『ね、しぃちゃん?いっちゃんはしぃちゃんのところ?』
『…そうだけど?』
あちゃー…しぃちゃん本気で怒ってるよ…。
いっちゃんのことになると、しぃちゃんは時々こうやって本気で怒る。
『…えーっとさ…いっちゃん、脚の具合…どうなのかなー…って…』
しばらくの沈黙の後、小さくため息をついたしぃちゃんが口を開いた。
『…お兄ちゃんさ…心配なのはいっちゃんの脚?いっちゃん自身?』
『え…』
『そもそも、お兄ちゃんはいっちゃんのことどう思ってるの?答えるのはそれからだよ』
え、いや、その…どうっていわれても…。
正直、俺の家は男所帯で、しぃちゃんが唯一の年の近い女の子で、ずっとしぃちゃんを可愛がって生きてきた。
うん…いっちゃんのことはすごく大切な子だと思ってるよ。
まじめで明るくて、脚のせいでうまく動けないこともあるけど一生懸命で。
すごく大事な、うちの働き手。
……でも、しぃちゃんのまっすぐな眼を見て思う。
本当に、それだけなんだろうか。
たぶん、ちょっと前の俺がこんな状況になったら、しぃちゃんが怒りにくるかもって、そっちを期待してたと思うんだ。
けど、そんなことを一切度外視して、俺はいっちゃんが心配だった。
働き手だから?ううん違う。
メンテが必要だから?そうでもない。
『…しぃちゃん、俺ね、ちょっと分かった気がする。』
『…で、答えは?』
そのしぃちゃんの問いには答えず、店に『Closed』の看板を出す。
『お兄ちゃん?』
『その答えは…しぃちゃんよりも先にいっちゃんに教えてあげたいと思って。道案内、お願いできる?』
やっとわかった?って苦笑するしぃちゃんと一緒に、いっちゃんの所へ。
ごめんねいっちゃん。
会えたら、いっぱい話をしよう。
…そして。
さっきしぃちゃんから聞かれた質問の答えを、いっちゃんにぶつけよう。
…俺は普段通りしぃちゃんに何か危ないことが起きてないかなって言っただけなんだけど。
『ああもうっ!どうして店長は毎日そんなにシオンちゃんのことばっかり…!僕の気持ちも考えてくださいっ!』
…うーん…。
俺、何か悪いこと言ったかな…?
しぃちゃんは俺の大事な妹だし、いっちゃんもそれは知ってるはずだと思うんだけど…。
そこから1時間ちょっと。
いっちゃんは完全に機嫌を損ねたのか、それから口をきいてくれない。
そろそろ脚のメンテの時間(つまり休憩時間)だし、気になる、なるんだけどー…ああもう、そんな顔されてたら取りつく島もないじゃない、俺…。
…そんなこんなで休憩時間。
いっちゃんは普段の脚のメンテもせず、さっさと外へ出て行ってしまった。
もう…そういう日に限って機械ってのは何かしらの不良を起こすんだ…今まで日用品・銃器問わずいろんな武器を扱ってきたからよくわかる。
心配しながら、昼ごはんも食べずに外の往来を見ていたら。
『…いちゃんの…ばかああああああああああっ!!!!!!』
いきなり飛び込んできた何かに思いっきり頭を殴りつけられた。
普通の人間なら、たぶん死んでるだろう。それほどまでにすさまじい威力。
けれど俺はそれに馴れていた。
『…いたたたた…しぃちゃん…?』
『いたたじゃないっ!!!!お兄ちゃん、いっちゃんに何したの!!?』
俺の言葉を待つまでもなく二の句を継ぐこの少女こそ、今俺を殴りつけた張本人にして俺の妹、しぃちゃんことシオン。
どうやら、いっちゃんは休憩時間中、しぃちゃんのところに遊びに行ったらしかった。
じゃあ、しぃちゃんはいっちゃんの脚が大丈夫かどうか、分かってるかな。
『ね、しぃちゃん?いっちゃんはしぃちゃんのところ?』
『…そうだけど?』
あちゃー…しぃちゃん本気で怒ってるよ…。
いっちゃんのことになると、しぃちゃんは時々こうやって本気で怒る。
『…えーっとさ…いっちゃん、脚の具合…どうなのかなー…って…』
しばらくの沈黙の後、小さくため息をついたしぃちゃんが口を開いた。
『…お兄ちゃんさ…心配なのはいっちゃんの脚?いっちゃん自身?』
『え…』
『そもそも、お兄ちゃんはいっちゃんのことどう思ってるの?答えるのはそれからだよ』
え、いや、その…どうっていわれても…。
正直、俺の家は男所帯で、しぃちゃんが唯一の年の近い女の子で、ずっとしぃちゃんを可愛がって生きてきた。
うん…いっちゃんのことはすごく大切な子だと思ってるよ。
まじめで明るくて、脚のせいでうまく動けないこともあるけど一生懸命で。
すごく大事な、うちの働き手。
……でも、しぃちゃんのまっすぐな眼を見て思う。
本当に、それだけなんだろうか。
たぶん、ちょっと前の俺がこんな状況になったら、しぃちゃんが怒りにくるかもって、そっちを期待してたと思うんだ。
けど、そんなことを一切度外視して、俺はいっちゃんが心配だった。
働き手だから?ううん違う。
メンテが必要だから?そうでもない。
『…しぃちゃん、俺ね、ちょっと分かった気がする。』
『…で、答えは?』
そのしぃちゃんの問いには答えず、店に『Closed』の看板を出す。
『お兄ちゃん?』
『その答えは…しぃちゃんよりも先にいっちゃんに教えてあげたいと思って。道案内、お願いできる?』
やっとわかった?って苦笑するしぃちゃんと一緒に、いっちゃんの所へ。
ごめんねいっちゃん。
会えたら、いっぱい話をしよう。
…そして。
さっきしぃちゃんから聞かれた質問の答えを、いっちゃんにぶつけよう。
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