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ポケ擬企画関連の妄想どころ。

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2010/12/25 (Sat)                  蒼月下、終夜の

なんか他様でSS見たら滾りすぎてえらいことになった+今日マシロ実在完了した+帰宅したときに見た月が奇麗だった

以上の理由から、突発蝶々兄妹の会話ネタです。
ぶっちゃけたいしたことにはならない気が、しかたないねシオンとマシロだからね!!

追記から!


冷たく澄んだ空の下。

『おかえり、しぃちゃん』

『ただいま』

軽く繰り返された兄妹の応答。
シオンが軍属になってからというもの、この応答も久しくしていなかったように思う。

『出港は?』

『明日の夕方』

そう、と小さく返し、次はいつ戻ってくるの、と聞こうとしてやめた。

『…もう、しぃちゃんも子供じゃないもんね?』

それが、マシロの精一杯。
昔から、泣き虫だったシオンを慰め、愛情を注ぎ続けてきたマシロにとって、シオンが自分から離れたことは、幾許かの寂しさがないと言えば嘘になった。

『…でも、たまには帰っておいでね?』

そう言ったマシロを一瞥し、シオンは苦笑した。
ただ、家族以外にも大事なものができただけで、家族を捨てる気などないというのに。

『心配症だね、お兄ちゃんは』

今まで、マシロを始めとした兄たちが自分をどれほど大事に思ってくれていたか、それを慮れないほどシオンは自分本位ではない。
もっとも、大事にされすぎていたせいで、軍属になってから苦労もあったが、それを苦痛に思ったことはなかった。

『……ね、お兄ちゃん』

『まだ、認めてあげない』

認めたくない、が正しいけれど、妹の前だからと精一杯強がる。
何度か話をしたが、彼の気持は十分マシロに伝わっていた。
本当は、もう、認めてあげてもいいかな、そう思うくらいには。

『…でも、僕はお兄ちゃんに僕以外を見てほしいと思うよ?』

『大丈夫だよ、しぃちゃん』

こんなに空が奇麗に澄んでいるのだから
可愛い妹の不安をひとつ…いや、ふたつ、消してあげようと。

『しぃちゃんの大事な友達は、俺が絶対に幸せにするよ』

『けど、しぃちゃんのこと以上に好きになっちゃうかもしれないよ?』

兄が笑う。

『……あとね…今度寄港してきたら…』

『?』

『一緒に、お店においで?もう少し、まとまって彼と話がしたい』

その言葉に、妹も笑う。





丸く輝く月は、どこまでも澄んだ空の下。





笑う兄妹を照らし続ける。








……………

なんかすごい意味不明な文章にしかならん←
シルエットだけ二人のお相手様お借りしました!
もう年も終わるし、いい加減マシロの妹離れの時期かな、と。
いろいろ踏ん切りをつけたんだと思います←

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