ポケ擬企画関連の妄想どころ。
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では後篇…
追記から!!
追記から!!
…おずおずと何かに怯えるように出てきた『ヴィアちゃん』を見た『私』は。
「……『だいたい、貴女はなんのために私についてるの?いつもそうして逃げて隠れて…ほら、戦ってよ、私の召喚獣なんでしょ?』」
その表情がどんどん怯えたものになっていくのを気にも止めず、『私』は『ヴィアちゃん』を罵倒し続ける。
そうか…さっき感じた嫌な感じは、これだったんだ。
自分の願いのために、どれだけ召喚獣が嫌がっていても戦うことを強要する『私』。
自分が生き残るために、『お兄ちゃん』の好意までも利用する『私』。
…そして、その次の瞬間、私の中の何かが切れる音がした。
「……『ほら、戦ってよ』」
そう言って、『ヴィアちゃん』を蹴とばして前に出した、その姿を見て。
「…いっ…いや、です…こわい、戦いたく、ない…っ…」
ヴォーチェを抱きしめる自分の腕に力がこもるのが分かる。
…ひどい。
でも…これが、私のもう一つの姿なんだ。
そんな私の隣で、ヴィアちゃんが震えているのが見える。
…怖がってるんじゃない、怒ってる。
何に…?
「…あれがっ…あの腑抜けが僕だっていうの…?悪趣味にもほどがある…っ…!」
前回のゲームのあとにヴィアちゃんが言っていたことを思い出した。
ヴィアちゃんは、戦うべき時、相手なら、それがだれであっても、肉親であっても戦うよう教えられてきたんだそうだ。
それなら、あんな風にびくびくと逃げ回る姿が『自分』だと言われたら…こうなるだろう。
「火漣さん、あいつは…『僕』は、僕が片付けます…あんな奴…戦士として認めるわけにはいかないっ!!」
それを見ていた『私』は、相変わらず冷たい微笑を浮かべながら、
「……『じゃあ…私はお兄ちゃんを倒しちゃった『お兄ちゃん』に一撃でも加えないとね?』」
そう言って、お兄ちゃんの方に霊弾を何発か放った。
「マスター」
「…心配ない」
その霊弾を、自分の霊弾ですべて相殺して。
「お前が漣?…まったく、笑えない冗談だな…」
軽く肩を掠めるように霊弾を撃ち、『私』から距離をとった。
「『きゃっ…』」
「漣、あとは…お前の役目だ」
ライフルを下ろし、私の方を振り返ってお兄ちゃんが少しだけ笑う。
「……『うん……貴女は…貴女だけは…私が倒すよ…自分のために全部利用する『私』なんて…この場で、消してあげる』」
「……『ふふっ…貴女に、それができるの?』」
「……『出来るってことを、教えてあげる』」
そのまま、『私』の腹部に手をかざし、直接霊弾を撃ち込んだ。
「『きゃあああああっ!!!』」
「……『人を利用する貴女には、負けない…今の私は、一人じゃないから』」
……崩れるように消えていく『私』にかけた、その言葉は、届いたんだろうか。
「…これで今回もクリア、か…」
少し、浮かない顔をしているお兄ちゃんがそう呟いて、私も頷く。
ヴィアちゃんも、どうやら『自分』に勝つことができたようで、また4人で、家に戻る。
……………
すごく…散文です申し訳ない…!!!
んなわけで、漣の10月SS!!
お兄ちゃんとEMETHさんとヴィアさんお借りです!!
このあと、霊城家内での後日談がもう一本あります…!!!
「……『だいたい、貴女はなんのために私についてるの?いつもそうして逃げて隠れて…ほら、戦ってよ、私の召喚獣なんでしょ?』」
その表情がどんどん怯えたものになっていくのを気にも止めず、『私』は『ヴィアちゃん』を罵倒し続ける。
そうか…さっき感じた嫌な感じは、これだったんだ。
自分の願いのために、どれだけ召喚獣が嫌がっていても戦うことを強要する『私』。
自分が生き残るために、『お兄ちゃん』の好意までも利用する『私』。
…そして、その次の瞬間、私の中の何かが切れる音がした。
「……『ほら、戦ってよ』」
そう言って、『ヴィアちゃん』を蹴とばして前に出した、その姿を見て。
「…いっ…いや、です…こわい、戦いたく、ない…っ…」
ヴォーチェを抱きしめる自分の腕に力がこもるのが分かる。
…ひどい。
でも…これが、私のもう一つの姿なんだ。
そんな私の隣で、ヴィアちゃんが震えているのが見える。
…怖がってるんじゃない、怒ってる。
何に…?
「…あれがっ…あの腑抜けが僕だっていうの…?悪趣味にもほどがある…っ…!」
前回のゲームのあとにヴィアちゃんが言っていたことを思い出した。
ヴィアちゃんは、戦うべき時、相手なら、それがだれであっても、肉親であっても戦うよう教えられてきたんだそうだ。
それなら、あんな風にびくびくと逃げ回る姿が『自分』だと言われたら…こうなるだろう。
「火漣さん、あいつは…『僕』は、僕が片付けます…あんな奴…戦士として認めるわけにはいかないっ!!」
それを見ていた『私』は、相変わらず冷たい微笑を浮かべながら、
「……『じゃあ…私はお兄ちゃんを倒しちゃった『お兄ちゃん』に一撃でも加えないとね?』」
そう言って、お兄ちゃんの方に霊弾を何発か放った。
「マスター」
「…心配ない」
その霊弾を、自分の霊弾ですべて相殺して。
「お前が漣?…まったく、笑えない冗談だな…」
軽く肩を掠めるように霊弾を撃ち、『私』から距離をとった。
「『きゃっ…』」
「漣、あとは…お前の役目だ」
ライフルを下ろし、私の方を振り返ってお兄ちゃんが少しだけ笑う。
「……『うん……貴女は…貴女だけは…私が倒すよ…自分のために全部利用する『私』なんて…この場で、消してあげる』」
「……『ふふっ…貴女に、それができるの?』」
「……『出来るってことを、教えてあげる』」
そのまま、『私』の腹部に手をかざし、直接霊弾を撃ち込んだ。
「『きゃあああああっ!!!』」
「……『人を利用する貴女には、負けない…今の私は、一人じゃないから』」
……崩れるように消えていく『私』にかけた、その言葉は、届いたんだろうか。
「…これで今回もクリア、か…」
少し、浮かない顔をしているお兄ちゃんがそう呟いて、私も頷く。
ヴィアちゃんも、どうやら『自分』に勝つことができたようで、また4人で、家に戻る。
……………
すごく…散文です申し訳ない…!!!
んなわけで、漣の10月SS!!
お兄ちゃんとEMETHさんとヴィアさんお借りです!!
このあと、霊城家内での後日談がもう一本あります…!!!
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