ポケ擬企画関連の妄想どころ。
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いつもイベ発表されてすぐでごめんなさい、でも遅筆だからこのくらいしないと間に合わない!!!
んなわけで、火漣の10月イベントSS!!
今回も例の如く前後篇です←
追記から!!
んなわけで、火漣の10月イベントSS!!
今回も例の如く前後篇です←
追記から!!
――学園都市地下第四階層、『四の暁天』。
この階層にいる、『私』を倒すのが、今回のゲーム内容。
他の参加者と戦うのではないということを踏み、お兄ちゃんとこの階層にやってきた。
「……『正反対になった私…どんな人、なんだろう』」
そう、ぽつりとつぶやく。
自分自身のことなんて、あまり客観的に見たことがなかったから…よくわからない。
「…さぁな…嫌な予感が、当たらなければいいが」
そう返してきたお兄ちゃんに、小さく頷き、また前を見る。
…すると。
「…火漣さん、あれ…」
ヴィアちゃんに服を引っ張られ、その視線を追うと。
そこに、いたのは。
「外見ハマスタート若干ノ相違点を認メマスガ、アレハマスタートイウ解釈デヨロシイデショウカ?」
「…確かに、あれは俺だ…もっとも、この外の世界での、だが」
だとすれば、その隣にいる、オレンジ色の長い髪の子が、この階層での『私』なんだろう。
でも、どうしてだろう…すごく、嫌な感じがぬぐえない。
「おい、地上から客が来たみたいだぞ!」
そう叫んだのは、この階層での『お兄ちゃん』。
何か…本当にお兄ちゃんのコピー、なのかな…すごく…違和感がある。
正反対のお兄ちゃんと言われたらそれまでなんだけど…。
「……『ふふっ、意外に早かったね、お兄ちゃん』」
『私』はそう答えると、こちらに向けて、すごく冷たい微笑みを見せた。
ぞくっと全身が凍るような、そんな微笑み。
「……『ね、お兄ちゃん?お兄ちゃん…私のこと、好きだよね?…じゃあ…あの『私』のこと、倒してくれる?』」
「おう、任せろ漣!俺ができることなら何でも!!!」
そのやりとりを、私の横でお兄ちゃんとゴーレムさんは唖然とした様子で見ていた。
その目に、この世界の『私たち』は、どう映っているんだろうか。
「まったく…嫌な予感が的中したな…これが俺、か…」
小さくため息をつきながら、まっすぐに突っ込んでくる『お兄ちゃん』を一瞥すると。
「…やれ」
「了解イタシマシタ、マスター」
面白いほど素直で一直線な動き。
それを、ゴーレムさんのパンチが直撃した。
もちろん、『お兄ちゃん』と『ゴーレムさん』は吹っ飛んで行く。
「…ったたた…だがまだだっ!漣の頼みは…地上の漣を倒すことなんだからなっ!!!」
あくまで、『お兄ちゃん』の狙いは私。
でも…ごめんね、貴方は…私のお兄ちゃんじゃない。
突っ込んでくる相手に、全力をこめて霊弾を放つ。
そして、吹っ飛んで宙に浮いたその姿を、お兄ちゃんのライフルがとらえた。
「…お前…よくも漣に手を出してくれたな…喜べ、一瞬で楽にしてやるよ」
そのまま、弾速の速い霊弾を連続で相手に撃ち込み、そのまま吹っ飛ばした。
かなり遠くまで吹っ飛んだからよくわからないけど、起き上がらないのと、駆け寄った『ゴーレムさん』が涙らしきものを流しながら消えていくのを見るに、戦闘不能状態のようだった。
…そして、残された『私』は。
「……『何なのっ…お兄ちゃんのバカっ!!!倒してくれるって言ったのに!!』」
そう、倒れた『お兄ちゃん』をひとしきり罵倒し終えると、キッと後ろの方を睨んだ。
そこから出てきたのは。
「…火漣さん、あれが…『僕』ですか…?」
「たぶん、ね…」
恐らくは『ヴィアちゃん』であろうその子は、私が初めてヴィアちゃんに会った時のように…ううん、それ以上に、おびえた目をしていた。
→Next…
この階層にいる、『私』を倒すのが、今回のゲーム内容。
他の参加者と戦うのではないということを踏み、お兄ちゃんとこの階層にやってきた。
「……『正反対になった私…どんな人、なんだろう』」
そう、ぽつりとつぶやく。
自分自身のことなんて、あまり客観的に見たことがなかったから…よくわからない。
「…さぁな…嫌な予感が、当たらなければいいが」
そう返してきたお兄ちゃんに、小さく頷き、また前を見る。
…すると。
「…火漣さん、あれ…」
ヴィアちゃんに服を引っ張られ、その視線を追うと。
そこに、いたのは。
「外見ハマスタート若干ノ相違点を認メマスガ、アレハマスタートイウ解釈デヨロシイデショウカ?」
「…確かに、あれは俺だ…もっとも、この外の世界での、だが」
だとすれば、その隣にいる、オレンジ色の長い髪の子が、この階層での『私』なんだろう。
でも、どうしてだろう…すごく、嫌な感じがぬぐえない。
「おい、地上から客が来たみたいだぞ!」
そう叫んだのは、この階層での『お兄ちゃん』。
何か…本当にお兄ちゃんのコピー、なのかな…すごく…違和感がある。
正反対のお兄ちゃんと言われたらそれまでなんだけど…。
「……『ふふっ、意外に早かったね、お兄ちゃん』」
『私』はそう答えると、こちらに向けて、すごく冷たい微笑みを見せた。
ぞくっと全身が凍るような、そんな微笑み。
「……『ね、お兄ちゃん?お兄ちゃん…私のこと、好きだよね?…じゃあ…あの『私』のこと、倒してくれる?』」
「おう、任せろ漣!俺ができることなら何でも!!!」
そのやりとりを、私の横でお兄ちゃんとゴーレムさんは唖然とした様子で見ていた。
その目に、この世界の『私たち』は、どう映っているんだろうか。
「まったく…嫌な予感が的中したな…これが俺、か…」
小さくため息をつきながら、まっすぐに突っ込んでくる『お兄ちゃん』を一瞥すると。
「…やれ」
「了解イタシマシタ、マスター」
面白いほど素直で一直線な動き。
それを、ゴーレムさんのパンチが直撃した。
もちろん、『お兄ちゃん』と『ゴーレムさん』は吹っ飛んで行く。
「…ったたた…だがまだだっ!漣の頼みは…地上の漣を倒すことなんだからなっ!!!」
あくまで、『お兄ちゃん』の狙いは私。
でも…ごめんね、貴方は…私のお兄ちゃんじゃない。
突っ込んでくる相手に、全力をこめて霊弾を放つ。
そして、吹っ飛んで宙に浮いたその姿を、お兄ちゃんのライフルがとらえた。
「…お前…よくも漣に手を出してくれたな…喜べ、一瞬で楽にしてやるよ」
そのまま、弾速の速い霊弾を連続で相手に撃ち込み、そのまま吹っ飛ばした。
かなり遠くまで吹っ飛んだからよくわからないけど、起き上がらないのと、駆け寄った『ゴーレムさん』が涙らしきものを流しながら消えていくのを見るに、戦闘不能状態のようだった。
…そして、残された『私』は。
「……『何なのっ…お兄ちゃんのバカっ!!!倒してくれるって言ったのに!!』」
そう、倒れた『お兄ちゃん』をひとしきり罵倒し終えると、キッと後ろの方を睨んだ。
そこから出てきたのは。
「…火漣さん、あれが…『僕』ですか…?」
「たぶん、ね…」
恐らくは『ヴィアちゃん』であろうその子は、私が初めてヴィアちゃんに会った時のように…ううん、それ以上に、おびえた目をしていた。
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