ポケ擬企画関連の妄想どころ。
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漣ED、後篇!
追記から!!
追記から!!
「…帰って、来たのか…」
現実世界での家の前、家を見上げて、お兄ちゃんがそう呟く。
すごく、長い夢を見ていたような、そんな気持ち。
ううん、ひょっとしたら…あの世界そのものが、Φさんの…c.l.r.が永い時の中で見た夢なのかも…。
…でも、あの世界での経験は、夢じゃないんだということを、傍らにいるもう二つの影が物語る。
………あれ…?
「……え、えっと……あれ…?」
横にいたヴィアちゃんの様子がおかしい。
というか…ちょっと、大きくなった…?
馴れない環境に体が驚いたんだろうか。
もう声は出ないから、くいっと服の裾を引っ張って、疑問の意を示した。
「…火漣さん?」
「言語機能ガ著シク低下シテイルヨウニ見受ケラレマス」
…ゴーレムさんには全部お見通しみたいだ。
苦笑して、持っていたスケッチブックにひらがなで文字を書く。
『ごめんね、ほんとうは、わたし、こえがでないの』
「えっ…と…」
…そっか…ヴィアちゃん、字、読めないんだ…。
これまでは、私に声があったから、言いたいこと全部言えたのに…これじゃ、伝わらない。
ごめん、本当に、ごめん。
少し困った顔をしているヴィアちゃんの頭を、軽く撫でる。
「……仕方のない奴らだな…いいか、一度しか言わない、漣は…生まれた時から声が出ない」
「!!!」
「だがお前に識字能力がない以上、漣との意思疎通は難しいだろう」
きっぱりと言ったお兄ちゃんを見て、ヴィアちゃんは図星を突かれた、という顔をしてうなだれた。
ごめんね、私が悪いんだよ、気持ちを伝える術をこれしか持ってないから。
そんな私たちに。
「……だから、ある程度お前が字を読めるようになるまでは…俺が通訳してやる」
お兄ちゃんは、少し照れたように目をそらして、そう言った。
お兄ちゃんとなら…ある程度言葉がなくても意思疎通はできるし、筆談の通訳も出来る。
迷惑かけてごめんね、とお兄ちゃんに目線を送った。
「…仕方ないだろう、その代わり、お前もこいつが字を読めるように手助けしてやるんだぞ」
こくんと頷いた。
「マスター、体温ガ上昇シテイルヨウデスガ、体調不良デスカ」
「知らん、構うな」
たぶん、お兄ちゃんは照れてるんだと思うけど、ゴーレムさんにはまだそれはよくわからないらしかった。
そこへ、早速ヴィアちゃんが疑問を投げかける。
「それで…今、火漣さんは何て言ってるんですか…?」
「お前がいきなり成長したことに驚いている…正直俺もだがな…どういうことかと言っている」
「えっと…僕も正直よくわからないです…けど…いきなり見慣れないところに来て、体がびっくりしてるんだと思います…それが成長期と重なったんだと…」
じゃあ、成長を素直に喜んであげないといけない。
私には肉体言語しかないから、ぎゅっと強く抱きしめた。
「火漣さん…今、あなたが何を言いたいかは僕にもわかりました…ありがとうございます…喜んでくれて」
そう言って、ヴィアちゃんは笑った。
……そして。
(お兄ちゃん、ヴィアちゃんのことはなんとかお父さんとお母さんに言い訳するけど、ゴーレムさんのこと…)
「…分かってる、問題はこいつが雨風をしのげる場所だが…」
そう言って、ゴーレムさんを見上げた。
「マスター、ジブンはアル程度ノ悪天候ニハ耐エウルカト思ワレマスガ」
「そういう問題じゃない…気持ちの問題だ」
そう言って、また目をそらした。
今まで…学園都市に行くまではなかったこと。
なんだか、私が嬉しくなった。
(ちょっと落ち着いたら、庭に格納庫みたいなのを建ててもらわないとね)
その意思表示に笑うと、お兄ちゃんも軽く苦笑した。
また、声と、視界の半分を失った私たちには、この現実でやらなきゃいけないことがたくさん残されている。
でも、学園都市で出会った新たな家族と一緒なら、乗り切っていける気がする。
新たに生まれた信頼関係で…。
……………
うおおお打てた!!!
んなわけで、漣ED!!
全面的にヴィアさんとスパロボ主従さんお借りです!!
霊城兄妹は二人とも召喚獣さんと一緒に現実世界に帰って、現実で暮らします。
ヴィアさんが字を読めるようになるまではお兄ちゃんに通訳してもらいつつ、漣自身も何とか声が出せるように訓練を開始します。
ある程度ヴィアさんが字読めるようになったら勉強教えたりしたいな、と思ったり…///
まだまだ現実世界でのエピも書きたいことは山のようにあるので、いつかまた、現実での霊城家の様子を書けたらな、と思います。
白黒学園都市企画、すべての関係者様に感謝をこめて。
現実世界での家の前、家を見上げて、お兄ちゃんがそう呟く。
すごく、長い夢を見ていたような、そんな気持ち。
ううん、ひょっとしたら…あの世界そのものが、Φさんの…c.l.r.が永い時の中で見た夢なのかも…。
…でも、あの世界での経験は、夢じゃないんだということを、傍らにいるもう二つの影が物語る。
………あれ…?
「……え、えっと……あれ…?」
横にいたヴィアちゃんの様子がおかしい。
というか…ちょっと、大きくなった…?
馴れない環境に体が驚いたんだろうか。
もう声は出ないから、くいっと服の裾を引っ張って、疑問の意を示した。
「…火漣さん?」
「言語機能ガ著シク低下シテイルヨウニ見受ケラレマス」
…ゴーレムさんには全部お見通しみたいだ。
苦笑して、持っていたスケッチブックにひらがなで文字を書く。
『ごめんね、ほんとうは、わたし、こえがでないの』
「えっ…と…」
…そっか…ヴィアちゃん、字、読めないんだ…。
これまでは、私に声があったから、言いたいこと全部言えたのに…これじゃ、伝わらない。
ごめん、本当に、ごめん。
少し困った顔をしているヴィアちゃんの頭を、軽く撫でる。
「……仕方のない奴らだな…いいか、一度しか言わない、漣は…生まれた時から声が出ない」
「!!!」
「だがお前に識字能力がない以上、漣との意思疎通は難しいだろう」
きっぱりと言ったお兄ちゃんを見て、ヴィアちゃんは図星を突かれた、という顔をしてうなだれた。
ごめんね、私が悪いんだよ、気持ちを伝える術をこれしか持ってないから。
そんな私たちに。
「……だから、ある程度お前が字を読めるようになるまでは…俺が通訳してやる」
お兄ちゃんは、少し照れたように目をそらして、そう言った。
お兄ちゃんとなら…ある程度言葉がなくても意思疎通はできるし、筆談の通訳も出来る。
迷惑かけてごめんね、とお兄ちゃんに目線を送った。
「…仕方ないだろう、その代わり、お前もこいつが字を読めるように手助けしてやるんだぞ」
こくんと頷いた。
「マスター、体温ガ上昇シテイルヨウデスガ、体調不良デスカ」
「知らん、構うな」
たぶん、お兄ちゃんは照れてるんだと思うけど、ゴーレムさんにはまだそれはよくわからないらしかった。
そこへ、早速ヴィアちゃんが疑問を投げかける。
「それで…今、火漣さんは何て言ってるんですか…?」
「お前がいきなり成長したことに驚いている…正直俺もだがな…どういうことかと言っている」
「えっと…僕も正直よくわからないです…けど…いきなり見慣れないところに来て、体がびっくりしてるんだと思います…それが成長期と重なったんだと…」
じゃあ、成長を素直に喜んであげないといけない。
私には肉体言語しかないから、ぎゅっと強く抱きしめた。
「火漣さん…今、あなたが何を言いたいかは僕にもわかりました…ありがとうございます…喜んでくれて」
そう言って、ヴィアちゃんは笑った。
……そして。
(お兄ちゃん、ヴィアちゃんのことはなんとかお父さんとお母さんに言い訳するけど、ゴーレムさんのこと…)
「…分かってる、問題はこいつが雨風をしのげる場所だが…」
そう言って、ゴーレムさんを見上げた。
「マスター、ジブンはアル程度ノ悪天候ニハ耐エウルカト思ワレマスガ」
「そういう問題じゃない…気持ちの問題だ」
そう言って、また目をそらした。
今まで…学園都市に行くまではなかったこと。
なんだか、私が嬉しくなった。
(ちょっと落ち着いたら、庭に格納庫みたいなのを建ててもらわないとね)
その意思表示に笑うと、お兄ちゃんも軽く苦笑した。
また、声と、視界の半分を失った私たちには、この現実でやらなきゃいけないことがたくさん残されている。
でも、学園都市で出会った新たな家族と一緒なら、乗り切っていける気がする。
新たに生まれた信頼関係で…。
……………
うおおお打てた!!!
んなわけで、漣ED!!
全面的にヴィアさんとスパロボ主従さんお借りです!!
霊城兄妹は二人とも召喚獣さんと一緒に現実世界に帰って、現実で暮らします。
ヴィアさんが字を読めるようになるまではお兄ちゃんに通訳してもらいつつ、漣自身も何とか声が出せるように訓練を開始します。
ある程度ヴィアさんが字読めるようになったら勉強教えたりしたいな、と思ったり…///
まだまだ現実世界でのエピも書きたいことは山のようにあるので、いつかまた、現実での霊城家の様子を書けたらな、と思います。
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