ポケ擬企画関連の妄想どころ。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
白黒様ED来て、漣の方は方針が決まったので書いてみる!
まだまだ書きたいことはあるからあと数本書く気だけど!
追記から!!
まだまだ書きたいことはあるからあと数本書く気だけど!
追記から!!
わからない。
……きっと、どちらの想いも正しい。
この世界ですごすことも、この世界を壊すことも。
それぞれの想い、それぞれの正義。
…私は大事な人のために、前者を選んだ。ただそれだけ。
じゃあ…なぜ、想いの衝突の先には『争い』しかないの?
そう、思っていた矢先。
……ぐらり、と視界が揺らぐ。
眩暈?ううん、違う…もっと別の、根源的な何か。
その揺らぎを根源として、少しずつ崩落していったのは、この学園都市。
仮想のデータであるその空間が、少しずつ、データの塵になって壊れていく。
――『招いたんだから、最後くらい送るよ。君たちは、何処に自分の居場所を望む?』
…久しく聞いていなかった、声。
ヴィアちゃんと初めて出会った夜、確かに聞いた、その声は。
「……『Φ、さん……ううん…c.l.r.…』」
近くにいたお兄ちゃんにも、その声は聞こえていたらしかった。
「漣」
「……『うん…お兄ちゃん、帰ろう?外の、世界に』」
そんな私たちの会話を、ヴィアちゃんは私の傍らで、ゴーレムさんもお兄ちゃんの傍らで聞いていた。
二人は、どうしたいんだろう。
「マスター、此デ、ジブンの任務ハ完了デショウカ」
「…任務、か…お前にあともう一つ任務があるなら…俺達と一緒に来い」
「……『ゴーレムさん…私からも、お願い…これからも、一緒にいたいな』」
ゴーレムさんのバイザーの奥の目は、何を思ったんだろうか。
「任務、了解イタシマシタ」
……そして。
「……『ヴィア君…貴方は、どうする?』」
「……僕、は…」
出来るなら、元いた世界に帰るのが一番なんだろう。
ヴィアちゃんには、元の世界に家族がいて、生活があって…それを奪ったのは、私。
最後は…貴女が一番幸せでいられる場所を選んでほしい。
欲張りかもしれないけど、貴女の幸せも、私の願い。
「…僕は、あなたと行きます…火漣さん」
思わず言葉をのんだ。
嬉しいのが半分、それでいいの?という疑問が半分。
「……『私達の世界と、貴方の世界との行き来は絶たれる…家族にも会えなくなっちゃう…それでも…一緒に来てくれるの…?』」
「今…あなたと行かなかったら、僕はずっと後悔すると思いますから」
それぞれが、自分の戻りたい場所を思った直後。
電子世界のアバターである私たちの体は、現実世界にある姿へと変わっていく。
…この世界で、私の『声』になってくれた『彼』もまた、消えていく。
ああ、また戻るんだ…声のない世界に。
だから、最後に一言だけ、言葉を発する時間をください。
ぎゅっとヴィアちゃんを抱きしめて、きっと最後になる言葉を紡ぐ。
「私に妹がいたら…きっと、こんな感じだったのかな」
耳元で囁いたその声は、貴女に届いた?
……………
そして、次に目を開けた時…視界に飛び込んできたのは。
私とお兄ちゃんが現実世界で住んでいる家だった。
→Next…
……きっと、どちらの想いも正しい。
この世界ですごすことも、この世界を壊すことも。
それぞれの想い、それぞれの正義。
…私は大事な人のために、前者を選んだ。ただそれだけ。
じゃあ…なぜ、想いの衝突の先には『争い』しかないの?
そう、思っていた矢先。
……ぐらり、と視界が揺らぐ。
眩暈?ううん、違う…もっと別の、根源的な何か。
その揺らぎを根源として、少しずつ崩落していったのは、この学園都市。
仮想のデータであるその空間が、少しずつ、データの塵になって壊れていく。
――『招いたんだから、最後くらい送るよ。君たちは、何処に自分の居場所を望む?』
…久しく聞いていなかった、声。
ヴィアちゃんと初めて出会った夜、確かに聞いた、その声は。
「……『Φ、さん……ううん…c.l.r.…』」
近くにいたお兄ちゃんにも、その声は聞こえていたらしかった。
「漣」
「……『うん…お兄ちゃん、帰ろう?外の、世界に』」
そんな私たちの会話を、ヴィアちゃんは私の傍らで、ゴーレムさんもお兄ちゃんの傍らで聞いていた。
二人は、どうしたいんだろう。
「マスター、此デ、ジブンの任務ハ完了デショウカ」
「…任務、か…お前にあともう一つ任務があるなら…俺達と一緒に来い」
「……『ゴーレムさん…私からも、お願い…これからも、一緒にいたいな』」
ゴーレムさんのバイザーの奥の目は、何を思ったんだろうか。
「任務、了解イタシマシタ」
……そして。
「……『ヴィア君…貴方は、どうする?』」
「……僕、は…」
出来るなら、元いた世界に帰るのが一番なんだろう。
ヴィアちゃんには、元の世界に家族がいて、生活があって…それを奪ったのは、私。
最後は…貴女が一番幸せでいられる場所を選んでほしい。
欲張りかもしれないけど、貴女の幸せも、私の願い。
「…僕は、あなたと行きます…火漣さん」
思わず言葉をのんだ。
嬉しいのが半分、それでいいの?という疑問が半分。
「……『私達の世界と、貴方の世界との行き来は絶たれる…家族にも会えなくなっちゃう…それでも…一緒に来てくれるの…?』」
「今…あなたと行かなかったら、僕はずっと後悔すると思いますから」
それぞれが、自分の戻りたい場所を思った直後。
電子世界のアバターである私たちの体は、現実世界にある姿へと変わっていく。
…この世界で、私の『声』になってくれた『彼』もまた、消えていく。
ああ、また戻るんだ…声のない世界に。
だから、最後に一言だけ、言葉を発する時間をください。
ぎゅっとヴィアちゃんを抱きしめて、きっと最後になる言葉を紡ぐ。
「私に妹がいたら…きっと、こんな感じだったのかな」
耳元で囁いたその声は、貴女に届いた?
……………
そして、次に目を開けた時…視界に飛び込んできたのは。
私とお兄ちゃんが現実世界で住んでいる家だった。
→Next…
PR
この記事にコメントする
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
カテゴリー
そらジロー
最新CM
[10/12 louis vuitton clutches bags]
[12/01 清峰]
[11/20 森本 周]
[09/02 夜宮]
[08/27 清峰 霧居]
最新記事
(01/01)
(04/04)
(04/04)
(07/03)
(06/30)
最新TB
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
ブログ内検索
最古記事
(01/01)
(01/02)
(01/03)
(01/04)
(01/05)
P R