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時系列は、戦後ちょっとして…1年もたってないんじゃないかな。
追記から!!
	神前で、思う。
	
	「(僕は…)」
	
	この子を、ちゃんと幸せにできるだろうか。
	思えば、数か月前。
	
	……………
	
	「…む、むむむ娘さんを!僕にください!!!」
	
	……………
	
	…藍紗ちゃんの家は(戦争終了後に知ったのだけど)、極道の家…だそうだ。
	どういうレベルで極道の家なのかはわからないけど、少なくともしきたりとか厳しい家であることは確かだ。
	
	「じゃあ、お付き合いしてることをちゃんと報告しに行かないといけないのかな?」
	
	「そ、そうですね…!こっちも、先輩のことお父さんたちに知ってほしいですし…」
	
	そう、藍紗ちゃんに促され、藍紗ちゃんの実家へ向かう。
	
	「…あー…」
	
	よくお話の中に出てくるような、絵に描いたような『組』の家。
	黒服のがっしりした男の人たちが、『お嬢、お帰りなさいまし!』なんて言いながら出迎えてくれた。
	当の藍紗ちゃんは、なんだかばつが悪そうな顔をしていたけど…大丈夫だよ、と言っておいた。
	
	…そして、当のお父さんの目の前に。
	やっぱり極道の人、というだけあって、怖そうな男の人だった。
	そして、僕は藍紗さんとお付き合いしています、と伝えようとしたのに、つい、緊張のあまり出た言葉が、さっきの言葉。
	
	言ったすぐは、流石にお父さんも、近くにいたお兄さんも驚いていたようだったけど、すぐに笑って、正直な奴だ、と言ってくれた。
	…そ、それは確かに、いつかお嫁にもらいたいって思いはあった。
	…から、間違いではないんだけど。
	
	……………
	
	「(先輩?)」
	
	「(…!!?あ、ご、ごめん藍紗ちゃん…)」
	
	「(そろそろ、ブラッコ先輩がスピーチしてくれるみたいです!)」
	
	「(そうか…じゃあ、ちゃんと聴いておかないとね)」
	
	そうこうしていると、ガタッと音を立ててラコが立ちあがった。
	喋ろうとした瞬間、マイクがキン、と音を立ててハウリングする。
	
	「えーっと、ちぐちゃん…あいちゃん…結婚おめっ…おめでどっ…うっ…ぢぐぢゃんばっ…いづもおれのごどぶんだり…げっだりずるげど…っ…やざじいがら…あいぢゃん…じあばぜになっでねぇぇぇぇ…」
	
	…まったく、相変わらずだなぁ、らこは…。
	……僕が、もらい泣き…するじゃないか…。
	
	「(先輩?)」
	
	「(ふふ…ごめんね藍紗ちゃん…何か、ちょっと泣けてきちゃった)」
	
	「(ブラッコ先輩、たくさん泣いてましたもんね)」
	
	横で笑う藍紗ちゃんの目にも、うっすらと涙が見えた。
	ふと客席の方を見れば、藍紗ちゃんの家の人も、僕の家の人もみんな涙を流していて。
	ああ、でもこれは。
	
	「(幸せだから)」
	
	沢山の人がこうして僕たちにかかわってくれて、僕たちは今日、新しい門出を迎える。
	幸せにできるだろうか、じゃない。 
	
	
	
	……二人で、幸せになるんだ。
	
	
	
	
	……………
	
	うおおお打てた!
	そんなわけで千種のEDでした!!
	本当は極道である藍紗ちゃんのお父さんにお付き合いの報告をしに行っただけなのに、緊張しすぎてお嬢さんを以下略してしまい、そのまま結婚という運びになりました。
	でももともとゆくゆくはお嫁にもらう気だったので、ちょっと早まったくらいですね!!
	藍紗ちゃん・ブラッコさんお借りです!!
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