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ポケ擬企画関連の妄想どころ。

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2012/04/27 (Fri)                  【Last Episode Ciel001】また、動き出した時間
シエルのEDになります!!
時系列は終戦後少ししてから。
追記から!!

終戦後。
僕の家に、一通の手紙が届いた。
差出人は。

「(サン、ちゃん……?)」

戦争中、突然にロケットを交換しよう、と言った次の日、ふらりと姿を消した僕の幼馴染。
戦場で出会ってしまった、彼。
…サントリナ・トレニア。
見なれ過ぎた筆跡が、封筒に落とされていた。

…手紙の内容はこうだ。

『突然いなくなってごめん
数日内にオルドルに戻るから、また話をしよう』

…戦闘機に乗った状態の僕を見て、なおそんなことを言うなんて。
あぁ、やっぱり、彼は変わっていなかったんだ。
そう、届いた手紙を抱きしめた。

……………

「久し振り、だね…シエル」

「…うん」

別れる前には、普通にできていた言葉のキャッチボールは、今ではうまくいかない気がして。
一言そう返してから、しばしの沈黙。

「あの」

「あの」

…沈黙を破ろうとしたのは同時。
彼に促され、言葉を継いだのは僕。

「……どうして、瑞穂に行ったの?」

この国が嫌になったの?と聞けば、返ってくるのは否定。

「私はね、知りたかったんだよ…シエル」

「…何を?」

「あの国は…瑞穂は、本当に私たちが教えられてきたような悪い国なのか、この目で見たかったんだ」

その、答えは…出たんだろうか。

「…悪い国じゃなかったよ」

話によれば、瑞穂へ渡ってすぐ窮地に陥ったところを、瑞穂の軍人に助けてもらったんだそうだ。
…そうか、それで…それで、サンちゃんは戦闘機に乗っていたんだ。

「サンちゃんのこと…助けてくれた人たちなら…悪い人じゃ、ないよね」

そう、笑う。
…そのすぐあと、投げかけられた言葉。

「…シエルは」

「?」

「シエルは、怒っていないの?」

なぜそんな質問をするんだろう。
そう聞けば、僕と戦場で会った時、僕がサンちゃんのことを分からないようだったから…だそうだ。
…そんなことない、サンちゃんのことはちゃんとわかってた…ただ…。

「…違う…怒ってなんかないよ…飛行機に乗ると…目の前が真っ白になった感じがして…何も、わからなくなるの…」

「そっか…怒ってないなら、よかった」

私はまたオルドルで暮らすよ、と言った彼の眼は、ウソを言っていなかった。
また、戻れるんだ。

…二人、この空の下で、笑えた日々に。




……………

打てた!!
シエルEDでした!!
シエルはトレニアさんが瑞穂に戻ってくるまでは軍にいますが、この話のあと辞表を提出、故郷に帰ります。
瑞穂との行き来が自由にできるようになったら、トレニアさんと一緒に瑞穂旅行とかも行ってるんじゃないかな!
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