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煤竹もほかの方のエアーさん出さないと話が進まなかったのでエアー登場注意報!
お相手の親御さんに許可はいただいてあります。
追記から!!
俺がこの国に来てからずっとかかわり続けてきた、瑞穂と連合国との戦争は、ようやく一応の終結をみた。
…空を見上げることなど、どれくらいぶりだろうか。
高く感じ始めた空が、俺の中の些かのわだかまりを掘り起こす。
「……」
「…ッチー、おーいスッチー、もしもーし」
「…っ…汐留先輩ですか、失礼を」
柄にもなくぼんやりと空を眺めていたら、汐留先輩の呼びかけに一切気付けなかった。
「どうしたんスッチー、なんか考え事?」
「…いえ、問題ありません…少々、散歩に出てきます」
……………
分かっている。
このわだかまりの、意味など。
それでも…俺は、それを解く術を知らない。
…気づけば、行きつけの茶屋の前まで来ていた。
今…ここにだけは来たくなかったのに。
「(自分の気持ちだけは)」
どうとでもなると思っていたのに。
店員に見つかる前に退散しようと踵を返した瞬間。
「あっ!煤竹さん!いらっしゃいませ!!」
…後ろからでも十分に分かる、その声の主こそ。
俺のわだかまりであり、今一番会いたくない相手だった。
「えへへ、今日は美味しいほうじ茶が入ったんです、お団子と一緒にいかがですか?」
「……そうか…じゃあ、それをもらおうか」
…一言、『今日は要らない』と言えたら、どれだけ楽だっただろう。
もっとも…そんなことができるのなら、俺の中のわだかまりはとうの昔に解消しているのだろうが。
茶屋の娘…絹江というのだが…に持ってきてもらった茶に口をつけ、ひとつ息をつく。
美味しいですか、と問われれば、言葉なく、微笑で返す俺が、そこにはいた。
「…煤竹さん?」
「…どうした」
「…今日、体の具合でも悪いんですか?」
「そう…見えるか?」
目線だけを絹江に送れば、心底心配そうに俺を見ていた。
……阿呆が…そんな目をして見られたら、俺は…。
その様子に、心中で何かを期待してしまう俺は、どれだけ下衆なのだろうか。
「い、今薬を…「要らん」
「でも!」
「要らんと言っているだろう…大体、なぜお前はそう俺を気に掛ける?」
その気もないのに余計な気をまわされても、
「わ、私、はっ…!」
辛いだけ
「す、煤竹さんのことをっ、お、お慕い申し上げておりまひゅ!!」
なのに。
「……お前…今、なんて…」
「い、いいい言っちゃった…けど噛んじゃった…あああ恥ずかしい…」
「ふふっ……ははははははっ……」
「わ、笑わないでくださいっ…!!!!」
こんなに笑ったのは、いつぶりだろうか。
…なんだ…何も思い悩む必要などなかったのか。
「…くくっ…すまん…つい、な…今のお前の言葉への答えだが…」
そう、絹江の方へ向き直る。
「俺も、同じ気持ちだ」
その顔を見れば、泣きそうに笑っている、その姿。
ああ、そんな顔をされたら
「…嬉しくて泣く奴があるか、阿呆」
抱きしめるしか、ないだろうが。
ふと、空を見れば、先ほどの青空は、より澄んで見えた。
……………
うおおお打てた!!!
煤竹のEDでした!!
煤竹は、戦争中行きつけの茶屋の娘さんとずっと両片思い中でした。
で、あんな性格なので自分の気持ちを伝えるのが下手でずるずるきちゃって、結局終戦後に告白されてここからおつきあいを始めます。
しばらくしたら結婚して軍籍は抜いてるかな、と!
転職後は町中の図書館で司書やってると思うので、遊びに来てやってください^^
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