2011/12/25 (Sun) Merry “Magyos”mas

昨日クリスマスのbotツイを深夜にしてたら書かなきゃいけない衝動に駆られたので書いたアルシェ通常運転少尉組SS！
追記から!!

「お兄ちゃん、メリークリスマスです!!」

「うん、メリークリスマスー、ところで君、今日は夜更かしして大丈夫なの？」

そんな話をしていたのは、12月25日未明の深夜。
もちろん、普段なら僕はとっくに寝ている時間だし、すでに一回おやすみなさいの挨拶をすませていた。
でも、それはあくまでフェイクだ。

「お兄ちゃん、僕もサンタさんになりたいです!!」

「えっ？」

「だから、まぎょサンタになってイデアルのいい人たちにまっぎょをあげてまわろうと思います!!」

「まぎょサンタ…いいね！楽しそうだね！僕もやるー！」

僕の計画に乗ってくれたゑの子お兄ちゃんと一緒に、茶色いサンタ服に着替える。
サンタさんの服の白い部分は黄色。
これが、僕の考えたまぎょサンタの服だった。

……………

まっぎょをたくさん詰めた袋を持って、お兄ちゃんと深夜のイデアルをまわる。
部屋には鍵がかかっているから、お部屋の外にこっそりまっぎょを置いて回って行く。

「…ふぇ…」

「じゃああとはハゲガワさんで最後だねー」

「はい！あれ…でも少尉お部屋に居ないみたいですよ？」

なぜか、ハセガワ少尉はお部屋にいなかった。
ぽっちゃまはお部屋で寝てるみたいだったけど、少尉がぽっちゃまをお部屋で飼っているのは内緒なので、お部屋には入らないでおいた。

「じゃあどうする？ハゲガワさんにはいつもお世話になってるし、ほかの人よりもいっぱいまっぎょ置く？」

「そうしましょう!!」

そう決めて、二人で袋の中からありったけのまっぎょを出していると。

「…お前ら、こんな夜更けに人の部屋の前で何をしてるんだ」

「あっ少尉！」

「ハゲガワさん！メリーマギョスマス!!」

「…ハゲガワではなくハセガワです…それで、この大量のマッギョは何だシオン」

「えへへー、少尉へのプレゼントです!!」

まっぎょに埋まりながら、満面の笑みでそう答えると、少尉は少し呆れたような顔をしていた。

「…だから俺はマッギョは要らんと言ってるだろう…いいからそこに座れ」

そう言うと、少尉は僕とゑの子お兄ちゃんを正座させて、まっぎょがどうして危ないのかとか、電気が出ると感電するから危ないこととか、いろんなことを夜どおし話された。
途中で足がしびれたけど、なんだかいつもどおりだなーって思ったら、どういうわけかちょっと嬉しくなって、あとでゑの子お兄ちゃんとこんなこと言ってた。

「いつもどおりって、何か楽しいね」





……………

よっし散文だけど間に合ったああああ!!!!
ゑの子お兄ちゃんとハセガワ少尉お借り!!
つまりあれだよ…なんかの漫画にあった、「いつでも今日が　一番楽しい日」ってあれなんだと思うよ犬シオは…←