ポケ擬企画関連の妄想どころ。
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9月のイベント発表されて間もないですが、主従間での動きが定まった+バトルの方向性も定まったので書いてみます!
火漣9月イベント、目的の駅にたどり着くまで!
追記から!!
火漣9月イベント、目的の駅にたどり着くまで!
追記から!!
……生徒会長(NPCだけど)が黒宵の生徒会長にデリートされてしまったらしい。
最近、シュトラルで姿を見かけないと思ったら、そういうことだったんだね…。
悲しくないかと言われたら、嘘になる。
違反は運営側の立場であろうと消されるという、この機械的なシステムに恐怖を覚えないと言っても、それは嘘だ。
そんな、何ともいえない気持ちを抱えたまま季節は巡り…また春が来た。
…そして、新たな『ゲーム』への招待。
今回は、1対1の勝負。
前回のように負けることの許されない、真剣勝負。
…正直、怖い。
でも…もう、後には引けない。
砂嵐が吹き荒れているという、第三階層へ向け、念のためゴーグルを用意して出発した。
……………
…第三階層…『三の黄昏』。
聞いてはいたけど…やっぱり、砂嵐がすごい…。
所々でエンカウントする野生のポケモンは、ヴィアちゃんと二人で何とか片付けていけるけど…どうも、ここに来てからヴィアちゃんの様子がおかしい。
「……『ヴィアちゃん、大丈夫…?具合、悪い?』」
「えっ…あっ、だ、大丈夫です、先、急ぎましょう?」
そう言って先へ行こうとするヴィアちゃんを制した。
「……『駄目だよ、この階層に来てから…なんだかうわの空だから…ね、もし…何かあるなら、正直に話して?』」
周囲に他の参加者やポケモンの気配を感じないことを確認し、線路の脇に腰掛けると、ヴィアちゃんはぽつりぽつりと言葉を発し始めた。
「…ここ…似てるんです、僕が、ここに来る前にいた場所に」
ホームシックとは違うんだろうけど…やっぱり何か、感じるところがあるんだろうか。
砂嵐に吹かれて、永遠に沈まない夕陽を見上げるヴィアちゃんを見て、ひとつの思いが去来した。
「……『やっぱり、帰りたい?もといた…貴女の世界に』」
「……はい」
少しだけ苦笑して、ヴィアちゃんは答えた。
…それはそうだろう。1年前、初めて出会ったときから分かっていたこと。
家族も、自分の生活もあるヴィアちゃんを…私は、自分の勝手で呼び出して、今日まで戦わせてきた。
Φさんが言っていたけど…私の許可があれば、ヴィアちゃんはもとの世界に帰れるそうだ。
「……『じゃあ…「でも」
元の世界に帰っていいよ、と言おうとした私の声を、ヴィアちゃんが遮る。
「僕がもといた世界に帰るのは…火漣さんの願いを叶えてからですから」
立ちあがって、砂嵐の中私の方を振り返って見せた笑顔は、初めて出会ったときより、数段大人びて見えた。
「……『ありがとうね、ヴィアちゃん…私、貴女が何の悔いもなく帰れるように…頑張るから』」
休憩は終わり。
さっきまでのように、周囲の野生ポケモンを倒しながら、パスに書かれた駅へと向かう。
すると、そこには先客が居た。
「……火漣、ちゃん……?」
「……『ミモザちゃん……?』」
それは、初めて私がお兄ちゃん以外で深く知りたいと、そう、願った。
大好きな、大好きな、親友の姿だった。
→Next…
最近、シュトラルで姿を見かけないと思ったら、そういうことだったんだね…。
悲しくないかと言われたら、嘘になる。
違反は運営側の立場であろうと消されるという、この機械的なシステムに恐怖を覚えないと言っても、それは嘘だ。
そんな、何ともいえない気持ちを抱えたまま季節は巡り…また春が来た。
…そして、新たな『ゲーム』への招待。
今回は、1対1の勝負。
前回のように負けることの許されない、真剣勝負。
…正直、怖い。
でも…もう、後には引けない。
砂嵐が吹き荒れているという、第三階層へ向け、念のためゴーグルを用意して出発した。
……………
…第三階層…『三の黄昏』。
聞いてはいたけど…やっぱり、砂嵐がすごい…。
所々でエンカウントする野生のポケモンは、ヴィアちゃんと二人で何とか片付けていけるけど…どうも、ここに来てからヴィアちゃんの様子がおかしい。
「……『ヴィアちゃん、大丈夫…?具合、悪い?』」
「えっ…あっ、だ、大丈夫です、先、急ぎましょう?」
そう言って先へ行こうとするヴィアちゃんを制した。
「……『駄目だよ、この階層に来てから…なんだかうわの空だから…ね、もし…何かあるなら、正直に話して?』」
周囲に他の参加者やポケモンの気配を感じないことを確認し、線路の脇に腰掛けると、ヴィアちゃんはぽつりぽつりと言葉を発し始めた。
「…ここ…似てるんです、僕が、ここに来る前にいた場所に」
ホームシックとは違うんだろうけど…やっぱり何か、感じるところがあるんだろうか。
砂嵐に吹かれて、永遠に沈まない夕陽を見上げるヴィアちゃんを見て、ひとつの思いが去来した。
「……『やっぱり、帰りたい?もといた…貴女の世界に』」
「……はい」
少しだけ苦笑して、ヴィアちゃんは答えた。
…それはそうだろう。1年前、初めて出会ったときから分かっていたこと。
家族も、自分の生活もあるヴィアちゃんを…私は、自分の勝手で呼び出して、今日まで戦わせてきた。
Φさんが言っていたけど…私の許可があれば、ヴィアちゃんはもとの世界に帰れるそうだ。
「……『じゃあ…「でも」
元の世界に帰っていいよ、と言おうとした私の声を、ヴィアちゃんが遮る。
「僕がもといた世界に帰るのは…火漣さんの願いを叶えてからですから」
立ちあがって、砂嵐の中私の方を振り返って見せた笑顔は、初めて出会ったときより、数段大人びて見えた。
「……『ありがとうね、ヴィアちゃん…私、貴女が何の悔いもなく帰れるように…頑張るから』」
休憩は終わり。
さっきまでのように、周囲の野生ポケモンを倒しながら、パスに書かれた駅へと向かう。
すると、そこには先客が居た。
「……火漣、ちゃん……?」
「……『ミモザちゃん……?』」
それは、初めて私がお兄ちゃん以外で深く知りたいと、そう、願った。
大好きな、大好きな、親友の姿だった。
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